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Imyについて【ネタバレあり】

昨日の夜、新作『Imy〜アイマイな石人形の私の意味〜』を投稿いたしました。

https://kakuyomu.jp/works/16817330647775784175

既にお読みになって下さっている方はありがとうございます。

この作品ですが、私の作品を頻繁に読んでくださる方には『ああ、いつものフィリーだな』と思わせる出来にはなっていると思います。自分は『最後はキスで終わらせたい症候群』なのでこの手の展開が大好きなんですよね。まあ恋愛素人丸出しな感じで少し気恥ずかしくもありますけど。

ところでこの作品、10000字に収まるよう仕上げたかったので、推敲を行う前の書き終わりの時点で結構端折ったり、使わなかった設定が数多くあったりします。

・実は主を殺したのはベルベット。
・主は石人形作成にだけ力を入れる狂人で、ベルベットまで実験台にしようとして反撃された。
・石人形作成には『魔力を持つ柔らかな体の持ち主』が必要で、アイミとアー君はどちらも条件を満たしていた(狙いはアー君だったが)。
・アイミが石人形にされたのは20歳の時でアー君と出会ったのはその3年前。アー君がアイミと離れ離れになったのは9歳、石人形にされたアイミと出会ったのは別れてから7年後。更にそこからアイミが人間に戻るまでにまる8年過ぎているので合計15年もの間、アイミは石人形のままだった(なお、その間加齢は止まっている)。
・石人形の呪法の解呪には、『暖かな存在と交わって魔力の氷で閉ざされた心を溶かしていく』しか方法がなく、ベルベットがしきりに会話を促していたのもその条件を満たさせるため。勿論、小悪魔に化けてアー君を森に誘い込んだのも同じ理由。
・ベルベットがアイミにこだわったのは彼女自身も元人間で、自分と同じ轍を踏んでほしくなかったから。

あと、師匠さんが出たところで師匠さんの娘(名前は未設定)を出してお互いに嫉妬し合う展開も考えていましたが、それ書いたら絶対10000に収まらない(かつ半端な字数で終わってしまう)と感じたので書きませんでした。書いたら書いたで面白くなったとは思うのですけどね。

これを見て読みたくなったという方は、ご覧いただければと思います。既に読まれている方もこれを見てから読んでみると新しい発見があると思いますので、ぜひどうぞ。

さてここまでさんざん字数にこだわっていたのでお分かりの方もいらっしゃるでしょうけど、この作品はカクヨム短編賞を睨んで書いたものです。昨年は結局応募出来ず寂しい思いをしたので今回は少し早めの構成、制作を心掛けようと思っていました。短編を書き上げるのはいつも短期決戦を心掛けているので、今回も早めに仕上がりましたけど、もう一本くらいは仕上げたいです。

勿論、連載している『戦いを成すモノ』や新しい長編の制作なども怠らずに進めていきたいです。『戦いを成すモノ』については今週中に次回分が投稿できるように頑張ります。

長文にお付き合いありがとうございました。また、次の作品でお会いしましょう。

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