• 詩・童話・その他

浮草と箏

 今日はいつもよりちょっと早い時間に日記を書いています。
 
 まず、『浮草』について、あんまりいい詩が思いつかなくなったのでとりあえず完結済みにしておきます……というご報告。吉原まで行って、遊郭にかんする本も読んだのだけど、知れば知るほどわからないことが増えていく。吉原や飛田新地にお客さんとして行く人がわたしの周りにいたことも知って、ますます、どういう立場に立ったらいいのか迷うようになった。遊郭や風俗店ほど、「男の天国が女の地獄」である場所はないと思っていたし、その明白な非両立性がこれほどわたしを惹きつけるのだと、今でも考えている、のだけど……。またいい詩が浮かんできたら投稿します。
 
 今日は久しぶりにお箏を弾いた。『証城寺のスケルツォ』と『夢の輪』を練習。気分屋なわたしは思い立ったら狂ったように弾くが、それで満足してしまうので、全然上達しない。これじゃあいつまで経っても人様にお聞かせできるような出来栄えにならない。わかっちゃいるけど、じゃかじゃかと指を動かすのはストレス発散になるし、余計なことを考えなくて済むので、まあそれはそれでいいやと思う。
 余談(というかただの自慢)だが、わたしの箏は木目がそろったとてもきれいなもので、和楽器屋のおじいちゃんが「値段を間違えて貼っちゃったからその値段でいいよ」と相場よりずっと安い値段で譲ってくれたものだ。だって紫檀の上角で、普通に買ったら20万は下らない。ありがとうおじいちゃん!現在、お箏はわたしの部屋に立てかけられて、まるで守り神みたいのようにわたしを見下ろしてくれている。彼氏のような、親のような。弾けばもちろん、見ているだけでも精神安定剤になるなんて、すごい楽器だ。

 それから、ありがたいことにこの近況ノートにコメントをくださる方がいて、返信をしたい気持ちでいっぱいなのですが、当方初心者なもので返信の仕方がさっぱりわかりません。教えていただけると大変ありがたいです!

2件のコメント

  • 近況ノートには”返信”機能が無いみたいですね
    ”コメント”として追加するのが良いと思います。

    詳しい事は割愛しますが、私の知る範囲では風俗店自体は単なる職場ですね。
    昔の様に借金のカタにと言うのは珍しく、単純に稼ぐ為にが殆どでしたね。

    控室では案外にガヤガヤと楽し気に笑ってますし、先輩に客の転がし方を
    教えて貰ったりしてます。
    一種のコミュニティとして成立していますね。

    「今日はこんな客がいた」とかの話を聞いていると
    飽きる事がありません。

    ただ中には借金返済の為に仕方なくと言う子も居るのは事実ですね。
    地獄があるとしたら、そこに至る経緯の中に有るのでしょうね。

    もう随分と昔の話ですけれど。
  • おじむ 様

     いつもコメントをくださりありがとうございます!コメントとして書いていますが見られているでしょうか……?
     風俗店に関してもコメントをいただいて、大変興味深く読んでいました。風俗がどういう場所なのか、わたしは店の前を通って見物するか、本を通して知ることしかできないので、このような「リアル」を教えていただけると本当にありがたいです。性風俗にかんしては、もう少し詳しく研究してみたいと思います。
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