• 詩・童話・その他

12月24日

一年ぶりに、先輩が亡くなった場所に手を合わせに行った。駐車場だったところは工事が始まっていて、立ち入り禁止になっていた。以前のようにお花もお菓子も置かれていなくて、手だけ合わせて帰ってきた。
先輩は高校1年生のクリスマスイブの日に亡くなった。その翌日は彼女の誕生日だった。BUMP OF CHICKENのライブに行くため駅に向かう途中、車にぶつかって亡くなった。運転手の人は80歳を超えていて、刑期を満了せずに亡くなった。
誰も死ねばいいなんて思わないけど、そんなことを思ったら人間失格だってわかっているけれど。わたしが死に損ないなのか、彼女の行くのが早すぎたのか、どっちだろう。どっちもなんだろうか。

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