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くろてんゲーム化エッセイ46.ゲームシステム案と世界包括神話-韓国(3)

お久しぶりの遠蛮です。
おかんが「久しぶりにラーメン食べたいね」というのでサンポーのカップラーメンを注文しました。我が家での台所事情ではよそにラーメン食いに行くことも、そうそうできないのです。とはいえ年に1回くらいはピザ食ったりしますけどね、今年も年末でピザ食って、年始にお寿司食うくらいは許されるでしょう。なのでそこまで悲惨きわまりない、というわけでもありません。

さておき、少々ゲーム作りの時間を計算してみまして、シナリオとゲームデザインをやってさらに新キャラも含めたメイン以外のキャライラストも描くとなると時間が2年では足りない気が。これはいかんなということで、小説を1週間2作から1作に減らすことにしました。話はすでに終着点までできあがっていて、いうなれば使う材木はあがっているのであとは切り出して組み立てるのみ、とはいえやはり時間が足りない。なので少々不義理をして、執筆ペースダウン。

その分出来た時間で、新規シナリオの追加とかをやります。辰馬くんたちの通う「蒼月館」のライバル校「明芳館」、留学生を積極的に迎え入れて実績強化に余念のない学校と、そこに通う留学生の少女フミハウと華詠春。この二人は先日のラクガキの二人です。アイヌさんと中華さん。フミハウは音に関わる名前にしたかったのでアイヌ語の音と声を組み合わせてフミハウ。詠春さんは……詠春拳ってご存じでしょうか、ブルース・リーのジークンドーの母体になった拳法なんですが、その創始者とされる(実際には違うらしいです)芳詠春からとらせていただきました。そして今日のうちにとりあえず、この二人を登場させるとっかかりのシナリオは組みました。この二人がどう関わってきてどんなエロシーンになるのは、はまだ手探り……こういう、キャラを練り上げることなく見切り発車で作品に投入するのは経験ないのですが、サブキャラですのでそこまで大きなシナリオにはならないはず。まあシナリオに関してはそんな不安もないのです、文章書きとしては自信あるので。不安なのは絵描きとしての技量でして、どうにか短期間で腕を上げる方法ないかなぁと。

先日描いた新キャラさんはあと二人いました。となるとあの二人もどうにかせねばと言うことでもうひとつ、エリート進学校「賢修院」を設定。帽子の方は嵯峨野蘆花、ピンク髪の方が雪村湊さん。この二人も今のところ順調にシナリオに組み込めています。一旦ボイスなしで考えますからね、シナリオがどれだけ大きくなってもそっちに気を遣う必要はなくなりました……とはいえ是非是非フルボイスにしたいもの、ボイスパッチが出せるように売り上げを出したいものです。で、ここで添付画像を見ていただきたいのですが、これがSLGシステムの流れになります。学園抗争(実際にはもっと大きな話になりますが、最初の段階では学校同士の)をSLGでやるということは、「大番長」みたいになるかなぁと。まだシステムが上がるまで1月2月かかるのですが、個人的には「VenusBlood」シリーズのシステムをツクール+追加システムで再現、というつもりなんですが。

 そして、今日は久しぶりの世界包括神話-韓国編(3)。

 新羅建国神話、天地開闢神話とおかしな順序で来て、天地開闢神話をやったなら古朝鮮神話(檀君神話)にいくべきかと思いますが、すでに次は駕洛国の建国神話、と定めたのでこちらを。

 天地開闢以来、韓国の地には国号もなく君臣の呼称もありませんでした。九干(我刀干、汝刀干、彼刀干、五刀干、留水干、留天干、五天干、神鬼干)があり、彼らが酋長として100戸7万5千人を納めていました。

後漢光武帝の建武18年壬寅3月、北方の山亀旨(クジ)で不思議な声がします。そこで数百人が集まって耳をそばだてましたが、声はすれども姿はなく、ただ声がして「ここに人は居るか」と。九干たちは「わたしたちがいます」と答え、また謎の声が「ここはどこか」というので「クジです」と答えると、声は「わたしは皇天の命で、土地を拓いてその王となるべく降りてきたものである。汝等は山の頂の土を掘り起こし、「亀よ亀よ、頭を出せよ。頭出さねば焼いて食べるぞ」と歌い踊りなさい。そうすれば汝等は大王を迎えて勇躍することだろう」九干たちは言われたとおりに歌い踊り、しばらくすると天空から紫のひもが天から垂れ、その先には赤い布で包まれた金箱がありました。箱を開けると太陽のように輝く黄金の卵が6個、入っており、これをみた皆の衆は驚き喜び拝礼して、これをまた布に包んで我刀干の家に持ち帰ると床の上に安置しました。

それから12時間後、ひとびとはまたあつまって箱を開け、すると6つの卵は孵って童子の姿になっていました。童子たちはそろって容貌優れ、日に日に大きくたくましく育ち、十日で身の丈9尺(約217㎝)にもなります。殷の湯王のようであり、竜顔であること漢の高宗のようであり、八の字の眉は唐の堯王のようであり、目の中に瞳がふたつあるのは虞舜のようであった、といいます。

測位した大王は初めて(首)現れたということで諱を首露、または首陵といい、国号を駕洛国、あるいは伽耶と称しました。これは伽耶の六国に総称であり、首露以外の5人もそれぞれの伽耶王となりましたが、彼らの作った仮宮は小さく質素であり、屋根にまとわりつく茅も剪らなかったといいます。即位2年癸卯正月、王都を定めるといい、仮宮の南の土地を見て宣言して曰く「ここは狭く小さな土地だが、山紫水明で羅漢が住めそうであるから、聖人が住むのに適している。ここを強い土地に開拓するがよかろう」。といって羅城を作り庁舎を作り、武庫、倉庫を作って翌年甲辰、完成した王城は金陽城といいます。ここに国姓を金と定め、国王金首露は政務に励んだと言うことです。

その後金首露は唐突に現れた龍城国の解脱という男に王位を奪われかけるも、首露は神術を持ってこれを調伏、脱解は新羅に逃げました。また後漢の建武24年戊申7月27日、インド、アユタ国の王女フャ・ファンオクを后に迎えるなどの説話を残しますが、後漢霊帝の中平6年己巳(189)157才でに后が亡くなると元気がなくなり、その10年後に病死しました。国の民草が悲しむことは父母を亡くしたことに勝るほどだったといいます。

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