ずいぶんと久しぶりになりました、くろてんゲーム化エッセイです。
長いことこちらに書くことがなかったのはCi-enさんのブログに毎日執筆しているからこちらは必要ないか―、と思ったためと、「小説の執筆内容と関係ない営業」の禁止、という注意事項ゆえですが、まあ小説を原作にしたゲームのお話だし、さすがに年末を前にして1更新もなし、というのはよろしくないかなということで数か月ぶりに。
まず、申し訳ありません! ゲーム第一弾に関して「広輪凪」さまのイラストを使うことはできなくなりました。広輪さまがご多忙のため予定していた「日輪宮の齋王(長船言継主役、凌辱系)」は取り消し、広輪さまには23年1年をかけて85枚ほどを描いていただくとして、その間なにも為すことがなければ遠蛮はお金が尽きて首をつらねばならなくなってしまいます。なので大急ぎで新規のお話を作る必要に迫られ、ならばくろてんの正統前夜祭(辰馬くん主人公、純愛、凌辱両方あり)をということに。辰馬くんと瑞穂さんが出会ってから学園抗争、女神サティア篇に流れていく前の1週間とか10日とか、とにかく短いスパンで区切ったミニゲームです。ミニゲームと言いつつヒロイン3人は不動、サブヒロインも9人いるので規模はなかなか大きくなってしまうのですが。そしてまあ、今回に関してはシナリオのみならず、イラストも全部遠蛮お手製、ということになります。とりあえず立ち絵に関してはほぼ完成、残りはシナリオを描きつつツクールのエディタに当てはめていき、必要部位にイラストを描いて挿入していく作業、あとシステム的なことも。
というわけで次はシステムの話。先に言いました通りゲームは1週間から10日で完結します。ヒノミヤから逃げた瑞穂さんは辰馬くんに救出されますが「封神」の効果で力を使えず、このバッドステートを解除するというのがメインストーリーで、呪いを解くべく動きつつサブキャライベントをこなすことも可能、サブキャライベント全無視で進めることも可能。1日は「早朝」「朝」「正午」「昼」「夕方」「夜」「深夜」の7ターンで構成、変数で日付と時間を管理し「1日目昼のギルドでフミハウのイベント1発生」というふうに展開します。ウチのシステムのキモとしてはSLGプラグインがようやく完成しました(追加で1~3ターンの戦闘出場不能を付与する「暗殺」ステートなど依頼したぶんがまだですが)ので、点と点を線で結んで陣取りゲームを行うこれが使えるのですが、今から膨大なSLGデータを積ませることが間に合うかどうか。12月中にそのあたりは見極めて使うかどうか決めるとします。SLGプラグインと双璧をなすタクティカルコンバット、こちらは問題なく使用。タクティカルコンバットバトルは実際動かしてみると非常に面白いものになっているのですが、口頭での説明が難しいのですよね。とにかく実質ダメージを数倍引き上げる系のスキルや攻撃力を○○%アップするスキル、敵の攻撃による被ダメージを軽減するスキル、攻撃への反撃で敵に状態異常を植え付けるスキル、ターンエンドの継続ダメージスキル、開幕砲弾スキルなど数十種があり、これらのパッシブスキルは各キャラに設定のTPポイントと保有可能枠数の範囲内で選択、装備して使うことになるのですが世の中には保有スキルを問答無用で無効化する「愚者の嘘」というスキルもあります。やはりこのシステムこそがウチの大本命。曜日によって攻撃力が変動するシステムも実装済みです。ほか「会話」コマンドで変数「ムード」と好感度を上げてイベント……おもにエロ……に持ち込むのもありますが、今回「娼館」と「出産」は必要あるかなぁと現在推敲中。この辺は出会って1週間で孕ませイベントの必然性というのがわからないですからね。「ノンマップ冒険システム」はダンジョンアタック用に使用。触手、竜種など種族ごとのダンジョン1階層20歩の20歩目にはボスキャラを配し、これを倒せば錬金素材が手に入って次階層に突入できるというシステム。辞書プラグインの使い勝手もだいぶわかってきましたので、アイテム辞書に画像表示してそれっぽく仕立てることも可能。ほかモンスターテイムシステムもありですが、これも出産システム使わないなら削ることにします。
だいたい以上のような感じで、2月中に完成を目指しているところです。急遽イラストが自前、ということになると分かっていたらもっと早くに手を打てていたのですが、まあやむなし。それでは、以上でした!