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小説の3大表現技法とは

前回、第13話でこんな記述をしています。

>次回は埋め合わせとして、小説を書く際の必須技能と呼ばれる3大表現技法にも挑む。

”小説の3大表現技法”

これ、有名だと思っていたら、ググってみたら全然出てこない。

もしかして、まめじぃ、勝手に思い込んでいただけ?

もしかして、これ言ってるの、ワシだけ?

色々調べてみたら、

やっぱり、尊敬する「読書猿」師(弟子にしてもらったわけではないが勝手にそう崇めている)は、ブログでまとめていらっしゃった(https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-712.html)。さすがわが師(勝手にそう思ってる)です。

そこで「読書猿」師の解説をもとに、わたしの意見も交えてまとめ直してみます。読書猿師のお考えとちょっと違うところもあるかも知れません。


1、描写

これは言うまでもないことですが、文字でしか表現できない「描写」というものがあります。この「描写論」だけでも、本が何冊も書けそうです。

・人物描写
・心理描写
・風景描写

他にも、言葉を用いた描写の表現は、小説でしか味わえないものは、あります。そうでなければ、文学は、死にます。

2、説明

私の悪い癖で、小説=説明になってしまいがち。ずっと国語やら英語やら数学やらを生徒に教えてきて、説明することが仕事になってしまったから(言い訳)?

いえいえ、「説明」の良い所もあるんです。物語の中で、中だるみしてしまいそうなところを、「説明」で一気に駆け抜ける。

そういう効果的な使い方をできる場合「説明」は、とても強力な表現技法といえるわけです。

3、場面

これは「描写」+「説明」という言い方もできますし、両者のハイブリッドであると、わたしは勝手に思っています。

どういうことかというと、今まさに目の前に起こっているかのように、臨場感たっぷりに書き綴ることをいいます。

そのためにも「描写」と「説明」を絶妙にブレンドして、表現していくわけです。

現代のエンターテインメント小説は、ほとんど「場面」で表現されていると、読書猿師も述べておられます。私も同意見です。

なんていうか、映像化することを前提として小説を書くなら「場面」メイン一択なんですね。

でも読書猿師がおっしゃるのは、

「描写」・「説明」・「場面」の3つを使い分けて、物語のスピードを調整できる。

という事なんです。

「説明」:物語の進行を早める
「描写」:物語の進行を遅くする、または止める。
「場面」:両者の中間。リアルタイムで進行する出来事を読者もまるでそこにいるかのように体験できる。

それで、今回(第14話)実験してみたのは、この「描写」・「説明」・「場面」を全て取り入れて、物語の進行スピードを早めたり、遅くしてみたり、そんな調整がうまくできるんだろうか、という仮説に対する検証です。

結果、執筆最中に、そんなこと忘れてしまって、結局、書きたいように書いてしまいました!

推敲?1回しましたが、修正しようとすると、全部書き直したくなってしまうので、あきらめました!

やっぱりこういうのは、練習あるのみなんでしょうかね。

センスもあるんでしょうが、センスとは継続した反復練習によって訓練されることも、経験的に知っています。

まめじぃは40年ぶりに小説を書こうと思い立ったけれども、その経験はほとんど無いに等しく、理論をいくら語ってみたところで、しょせんは50歳の初心者・素人なわけです。

国文学科で国語の教員免許を取得したからといって、小説を書く力は、やはり別物なんですね。

10代でも、すごい人はいっぱいいます。
50代でも、わたしのように、理論ばっかりで、いざ実践してみると全然できない、という人もここにいます。

そんなこんなで、

できないことを、楽しむ

できないくやしさを、楽しいと思う

このじじぃの長所は、そこだけだと思うので、

週1回更新できるかどうかの頻度ですが、

楽しみながら、小説執筆を続けていきたいです。初心者なんだから、最初はヘタで当然(言い訳)。

どこにたどり着くかわからないけれど、

道中を楽しめる人でいたいです。

(写真は伊勢市の実家の近所にある、好きな場所。心地いい風が吹くんです。堂々とまっすぐ道を歩いていける人になりたい~)

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