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あとがき:「先生、私のアソコ」連載終了。ありがとうございました!。

2021年5月、某男性国会議員が、性行為の同意年齢の引き上げを議論する会議で「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まるのはおかしい」と発言し、日本中で大批判を浴びて、結果、議員辞職にまで追い込まれる騒ぎとなりました。当然、賛否両論などなく、多くの人と同様、私も全面反対の立場です。なぜなら、14歳は、成人と比べ、判断力・自制力・一般常識が乏しいと思われるからです。つまり「暴走する、騙される、騙す側に手を染める」可能性が極めて高いということです。でも、50歳も14歳も知性と感情と意思を持つ人間です。彼らの中に純粋な恋愛が確実に存在して当然だと思います。もちろん少数派でしょうけどね。でも、それが、誰も立ち入ることのできない美しい純愛だとしたら法律で引き裂かれるのは何とも気の毒です。なので、今回は、このマイノリティの恋愛に焦点を当てて一つの人間関係を描いてみようと思いました。でも、性交はさせたくなかったので、ああいう形でプラトニックに成就させています。極端な物語を好む人にとっては物足りなかったかもしれません。でも、私の作家性の守備範囲はここまで。その先は他の作家の方に譲ります。いくじなしですが、後悔はしていません。とても小気味よくて微笑ましい掌編だと気に入っています。最後に、再三言及していますが、そしてこれが最後になりますが、起承転結の転、つまりクライマックスが冒頭にこない(終盤に来る)私の古典的なストーリーテリングに最後までお付き合いして読了してくださった読者の皆様には本当に心より感謝申し上げます。読んでいただいて誠にありがとうございました。

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