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「パパ活小説」1000PV。読者の皆様ありがとうございました!

『パパ活小説』が1000PVに達しました。読んでくださった総ての皆様に心より感謝申し上げます。私のネット小説デビュー作です。初めて人前で自分の物語を公開しました。カクヨムにログインするときメチャクチャ緊張しました!。下書きを書いているときもドキドキしていましたし、とにかく寝ても覚めても心臓バクバクな状態で、なもので実際アップしたときと言ったら、それはもう200メートル走を無謀に一気にダッシュしたくらいハアハア言って倒れ込んでいるような何とも説明できない疲れと爽快感のようなものを同時に心と体で受け止めていたような、そんな乱れ飛んだような感覚でした。ハートマークを付けて下さった読者の皆さんには本当に感謝いたしましたし、その感覚は今でも変わりません。高評価はどんなに小さくても少なくても、初めて頂いたときと同じように今もとても嬉しいです。たいへん励みになります。ありがとうございました。あれからもう2年以上が経ちます。思い出深いですね。この小説を書こうと思ったきっかけは、コロナ禍で女性の失業が増え、パパ活サイトが盛況になっているという記事を目にしたことです。その中でも私が特に注目したのは「茶飯乞食」という、性行為は絶対にしないで食事だけをたかる、なんとも合理的で体を張らないセコくもしたたかな女性たちの存在でした。こういう女性は近松門左衛門や井原西鶴の古典なんかにも出てきます。この女性たちの運命が令和の時代にも形を変えて繰り返されている、その事実は私にとってとても興味深いものだったのです。その歴史の或る普遍性から私の個性が出せるかもしれないと思って書きました。作品の根底にあるのは「不器用者への愛」です。私も不器用なので、自分を見つめる作業から執筆を始めたと思います。その作業からエピソードや主人公の心情を拾っていくという方法になりますね、大袈裟に言うと。社会性を加味するところや、めでたしめでたしで終わらせないところが私らしいのかなといっちょ前に自己分析しています。デビュー作なだけに妙に印象的です。あれから2年です。早いです。現実世界はそれどころじゃないですね。トー横の光景はパパ活を通り越して映画で見るニューヨークの路上売春婦のようになっています。一時期流行った相席居酒屋も今では飲食目的の女性たちが群がって、それを見抜く男性客はすっかり来なくなりました。国が貧しくなるか格差が激しくなると、サービスの劣化と治安悪化と秩序の乱れが必ず起きます。日本は今、先進国と途上国の境界線上にいて、その境の限界のギリギリで気絶寸前の体力で踏みとどまっているような状態なのだと思います。もし今の株価が暴落したとき、一気に途上国へ倒れ込んでいくと思います。そうならないために一刻も早く成長産業を創出し外貨を稼いで貿易収支を改善しなければいけません。すべての女性たちが身を切るような生き方をしない社会が到来することを願います。そしてこの小説の主人公のような、不器用にしか生きられない方たちにこの小説を捧げたいと思います。主人公の末路を他山の石と取って頂けたら幸いです。武田優菜。

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