• 現代ドラマ
  • ラブコメ

あとがき:「転売ヤー女」連載終了。ご声援ありがとうございました!。

2021年、お笑い芸人かまいたちのマネージャー樺澤まどかさんの自主制作曲『卑屈のうた』が密かに話題となりました。歌全体としては前向きなのですが、若さと美貌を持つ女性が「生きるのがめんどくさい」と、人生を否定するかのようなネガティブな歌詞をド直球で歌い上げるそのギャップからでしょうか、たちまち動画サイトで盛り上がって、コメント欄は賛同する声で溢れました。特に女性視聴者には「自分に寄り添ってくれる歌詞」と好評でした。私もシンパシーを感じた一人です。こういう女性、今、多いのではないでしょうか?。それだけ国民が国に閉塞感を感じているのだと思います。作品の連載中、読者の皆さんのレスポンスの早さに驚きました。原因の一つは世襲議員とタレント議員による政治の劣化だと思います。こういう末期的な状況下で不器用にもがく若い女性を描いてみたいと思って執筆したのが本作です。コロナ第6波の巣ごもり期間でなんとか書き終えました。『パパ活小説』に次ぐ、「現代女性の生態実録モノ」になります。本当はこれとは別に心温まるラブストーリーを書きたかったのですが、今、書くべきものはこちらだと判断して筆を執りました。この作品で転売ヤーを是認するつもりは一切ありません。〝後ろ向きな人生観〟による主人公の転落を他山の石と受け取って頂けたら幸いです。そして、少しだけ〝現代社会における不器用さによる悲劇〟にカタルシスを感じて頂けたらありがたいです。最後まで読んでくださった皆さまには心より感謝申し上げます。高評価、本当にありがとうございました。嬉しかったです。この「現代女性の生態モノ」は、いつかもう一作書いて3部作にしたいと構想しています。現代ドラマがお好きな方、またお会い出来る日を楽しみにしています。取り急ぎお礼まで。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する