台上ありん

会社がリモートワークになった美咲は、故郷の第二新光集落の実家に帰った。三十年以上前に大規模開発されたこの集落は合計約百五十戸から成る住宅街で、開発直後から住み続けている住人が多く…

表題作の第一話以下、約１万字から２万字程度のホラー短編集。 ちょっとだけ怖いホラーを目指してます。 「怖くないけど不思議な話」も含みます。

純文学。

日本の伝統的なとある習慣が多数の人の健康を侵害していると、国際社会から非難されることになった。 しかし日本政府は、文化・伝統を理由にこれをなかなか規制しようとしない。 果たして…

「この家族は破綻している……」 とある地方都市のマンションに住む城岡美名は常にそう思っていた。 父と母は仮面夫婦、兄は問題を抱え…… 息のつまるような毎日を過ごす美名にとって…

病気で死ぬ人ばかりではありません。

短い戯曲。

松田聖子「臓器が当たる宝くじを買ったら、心臓が当たった！」 ※どのジャンルに分類したらいいのか筆者もわからないので、仮にホラーとしておきます。

ある朝、大型トラックが小学生の集団登校の列に突っ込み、児童４人が死亡する大事故となった。 現行犯で逮捕された容疑者は、心神喪失によって無罪を主張する。 被害者遺族は反省の色の…

純文学。

タイトルどおりの内容です。 アニメが好きで、ホラー小説をよく読む(たまにここにも投稿してる)筆者は、猟奇的な事件が起こるたびに、いろんな意味でドキッとします。 「もしかして自…

高松新司。26歳。地方都市の市役所勤務の平凡な独身男性。 昨日までは平凡だが充実した生活を送っていたが、なぜかいきなり差別主義者のレッテルを貼られることになった。 もちろんまっ…

（過激な残酷描写・性描写があります。苦手な方はお控えください。） カラオケ屋で働きながら、アマチュアの音楽活動をしている貝塚。 同棲していた女性に三行半を突き付けられ、やむを得…

通夜での出来事。 タイトルどおりの話で何のひねりもありませんが、霊感ゼロの筆者が体験した唯一の実話怪談です。あまり怖くないです。 ※カクヨム異聞選集応募用に書きました。

将棋の公式戦「明王戦」は、対局の様子がインターネットで中継されている。 本日の対局者は、先手・史上最強棋士と呼ばれる羽田二冠ｖｓ後手・若干２１歳で次世代を担う将来有望な棋士、里田…

地下鉄梅田駅は迷宮です。 作中の時以後、筆者は梅田恐怖症になりました。けっして大げさに書いてないです。 詳しく知りたい方は、「梅田ダンジョン」で検索してみてください。

建設業で資本金３００万円の有限会社「よしもと総業」は今日、倒産する。 本日倒産することは前以て従業員には通知されていた。 純文学短編。 会社、最後の日の風景をご体験ください。 …

僕の彼女は、３才年上。少しわがまま。かなり、えっち。 趣味は、TCGや将棋などのボードゲームと、小説を書くこと。 特技は、料理。 そして、左腕しかない。 右腕も脚も頭も胴体もな…

燕智仁の父親は、瀬戸内海に浮かぶ「西燕島」という小さな島の出身。 そこはかつては、罪人を島流しにするための島だった。 大学のゼミで出会った柚本美礼も、西燕島にルーツを持つというこ…

１９９４年、秋。 幼なじみのマリとカズコにはふたつの秘密があった。 ひとつは、ふたりは不思議な腕時計を使って、タイムリープできること。もうひとつは、ふたりは秘かに愛し合ってること…

叔父が死んだ。親戚一同が集まる席でニートの私は針のむしろ。 ※純文学作品です。