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『ティアドロップ;オンステージ』外伝、完結しました

作者のだいこんです。
最近忙しさが増しており、更新が遅くなってすみません。以下、本題です。

先日、『ティアドロップ;オンステージ~Episode of AMEDAMA~』(以下、外伝)が無事完結致しました。これも応援頂いている皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

外伝のお話は本編と比較しても重めの内容だったと自覚しています。
何となく外伝で思い描いているテーマは伝わった……と思わせて頂きたいのですが、はたしてこのお話を書くかどうかという点については迷いました。

本編とのかかわりを持たせすぎると外伝の重たいイメージに印象が引っ張られてしまいそうで、かといってあのキャラクター(一応、伏せます)を掘り下げる上では、やはり避けては通れない事柄だったので。陰と陽ではありませんが、外伝のイメージはあくまでも本編の舞台裏的な感じです。

『ティアドロップ;オンステージ』は、今回のお話でひと区切りを迎えます。

ですが本編で主人公を務めた氷見坂瑠稀も、外伝主人公であるキャラクターも、うまく言えませんが今では自分の一部のような感覚です。
もちろん瑠稀たち以外のキャラクターもそうなのですが、切っても切り離せないというか、ふと日常で「こんな場面だったら、あのキャラクターはこうするのかな」「やり取りはこんな感じかな」みたいな事を考えます。

本作は自分への挑戦の為に始めた物語なので、読者がつくかつかないかは出たとこ勝負。たとえつかなくても完結まで話は続ける。書きたいことを書けるだけ書く、でも自分以外の所為にしない……という、自分勝手なところからスタートしています。

ただそれでも、以前の近況ノートでも書きましたが、様々な形でリアクションをくれる読者の方々の存在が嬉しかったです。

大量の感想や星、レビューを頂戴されている作者様方と自分の存在感ではもはや比べるべくもありませんが、ここまでお付き合いいただいた読者の方にもう一度感謝を伝えさせてください。

彼女たちの物語を見守って頂き、本当にありがとうございました。



……と、何やら総決算の雰囲気を漂わせてしまいましたが執筆活動はまだ続けています。以前にもお伝えした通り、新作小説の執筆中です。

進捗率的にはまだ3割か4割くらいでしょうか。キャラクター設定とプロットはもう固めています。固めているのに、何度も話が脱線します。何故でしょう。それでも本筋にはちゃんと戻ってこれている自分の腕に感謝です。

今月は引っ越し作業を終えてついに引っ越しするので、既に忙しいです。早く落ち着いた時間が欲しいですね。

長くなりましたが今回はこの辺で。
また次回、お会いしましょう。

8件のコメント

  • 完結お疲れ様でございました。
    本編も外伝もとても面白く、登場人物達の想いの交錯や文章表現の美しさ、たくさんに惹き込まれました。
    とても素敵な物語を読ませていただき、本当にありがとうございました。

    新作とても楽しみにさせていただきますね。
    陰ながら応援させていただきますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

    今年は読めない天候や気温が多いので、どうか御身体にお気をつけくださいませm(__)m
  • こんばんは。

    外伝が本篇より好きになった派がここにいます!

    理由はたぶん単純で、まず分かりやすい主人公のキャラクター、ですよね。

    誰にでも想像しやすい問題を抱えていて、それが痛烈なだけに感情移入もしやすかった印象です。

    単純に個人的な好みとしても、外伝の主人公が分かりやすい尖り方してるので好きになっちゃいますね。



    次ぎに、主人公の抱える問題と直結した、ドラマチックな状況設定が、面白かったですね。

    主人公の背負っているものと直結した事件がすぐに起こるので、これもやっぱり物語に入りやすい。

    本篇だと本篇主人公の抱えているものと、作中で起こる事件が直結しだすのは、終盤になってからですからね。
    最初からその盛り上がりがあった感じです。


    あと感じたのはこれくらい重めのドラマのほうが、作風の雰囲気にマッチしてるように感じていまして、本作ではそれを十二分に味合わせていただいたことです。

    だいこん様の持ち味はなんといっても、シーンごとの雰囲気を作り出す力だと感じています。

    これは軽い日常シーンでも武器になるけど、やはりガッツリ重いシーンほど光って見える。

    ネタバレしないように読んだ人にだけ分かるように書けば、今作ではとくに『鍵』を主人公がどうするか思惑するところ、なんかが特に名シーンと言えますよね。

    とっても楽しませていただきました。
    ありがとうございます。


    本篇も読んだファンとしてのワガママを言っちゃうと、

    主人公を異世界で保護した人との馴れ初めは、もっと詳しく見たかったなーと感じました。
    本篇では既にコンビとして行動してる二人が、どういう風に今の関係になったかとかって、一番興味あるところですからね。

    そのコンビの関係性と対比する形で、主人公が抱えているもの、乗り越えるべきものが、描かれてたりしたら、尚更、好きになっちゃったかもな、なんて想像してます。
  • レビューを投稿させていただきました。

    ネタバレ度は1話までで明かされる情報程度に心がけていますが、もし問題ありそうでしたらご指摘ください。

    速やかに修正いたします。
  • 渡士愉雨さん、コメントありがとうございます。労いの言葉もありがたく頂戴致しました。

    キャラクター達の心情から文章表現に至るまで、今までも細かなところに注目して頂けて感謝の極みでございます。
    常に「これって本当に面白いのかな」という不安と戦いながら書いているので、本編と外伝の両方を楽しんで頂けたという感想、本当に励みになりました。両ストーリーとも毛色がほぼ180度違う作品ですので……

    私も渡士愉雨さんの作品を応援しています。コメントをしようと思いつつ二の足を踏んでいる事に申し訳ないと思いつつ、時間を見つけて何か残したいなと思っています。
    新作の方は異世界まったく関係ない、現代を舞台にした学生のお話になる予定です。近況ノートやX(旧Twitter)で進捗を報告できたらと思っているので、楽しみにして頂けたら幸いです。

    最近の話になりますが、5月にも関わらずもう夏のように暑い日があったりで凄いですよね。春がどこに行ったのか……先月からもう夏用の服を引っ張り出しています。雨が降って気温がまた下がったりと、本当に天候の変化が読めません。

    お互い体調には気を付けたいですね。改めてになりますが、『ティアドロップ;オンステージ』をご覧頂きありがとうございました。
  • 菅野事案さん、コメントありがとうございます。
    外伝本編に寄せられた感想共々、いつもコメントを残してくださりそのどれもが印象深く残っています。
    かなりの長文になってしまったので、お時間のある時に目を通して頂けたら幸いです。


    言われてみればたしかに、外伝に据えた主人公はそのあたりが分かりやすかったと思います>抱えている問題や尖り方
    展開に関してもあらかじめ15~20話くらいに収めたいと考えていたのがプラスに働いたのかもしれません。文字数は気にしながらでしたが、テンポ良く進んでいたのかなと。

    作品の雰囲気や筆致に対する感想もありがとうございます。
    特に雰囲気に関しては最近やこれまでに読んだ小説(主に学園ミステリーやリーガルドラマ等です)のおかげか、これまでよりも色濃く描写できたのではと自負しています。あくまでも、うっすらとではありますが。
    ただ、こうして菅野事案さんにコメントして頂けたのであれば、十分に努力の成果と見なしてもよさそうな気がします。

    『鍵』の話はその前後のエピソードと合わせて、自分でも印象深いシーンのひとつでした。楽しんで頂けて嬉しいです。


    それから指摘して頂いた箇所に関してですが、あの辺りは少し私の嗅覚が足りませんでした。

    書きはしたもののご覧頂いてる方々が欲している情報なのかどうかの判断が曖昧で、話を置きにいってしまったようにも受け取れますね。おっしゃる通り対比を明確させるなり、問題に対する各々のスタンスを深堀りしてキャラクターをより一層強調しても良かったかもしれません。
    ご意見参考になりました、ありがとうございます。


    頂いたレビューもしかと拝読致しました。
    要点を押さえながらも不穏さと、それに屈しないパワフルさが同居した文章で素敵な読み心地でした。方々で菅野事案さんが書かれたレビューを見かけますが、いくつもの作品を見てきたがゆえの着眼点・筆致を持たれているのだなとひそかに尊敬しています。

    そのうえでお願いするのは誠に恐縮なのですが、レビュー後半の『異世界に毒親~』から『~割り切れるものではないわけで』という部分のみ削って頂くことは可能でしょうか。
    その点のみが個人的にぼかしたい部分なので、ご一考いただけたら幸いでございます。

    最後に「これ単体でも楽しめる」という文言が添えられていて非常に嬉しかったです。何気ない言葉かもしれませんが、面白さを保障してくれている一言なので自信がもらえました。


    かなりの長文になってしまいましたが改めて、『ティアドロップ;オンステージ』を最後までご覧頂きありがとうございました。
    菅野事案さんの活動も末永く応援しています。
  • レビューの修正をいたしました。
    確かに序盤だとそのへんぼかされてましたね。
    申し訳ありません。

    主人公と探しに来た人物の関係性を明言しないように直しました。
    まだ不足しておりましたらお申し付けください。
  • 菅野事案さん、コメントありがとうございます。

    修正されたレビューも先ほど確認致しました。そしてすみません、私の伝え方が悪かったのを反省しておりまして……

    『異世界に毒親~』から『~割り切れるものではないわけで』までのおよそ数行の文章を削って頂きたくお願いしたのですが、私の書き方が紛らわしかったです。部分『のみ』という文言がいけませんでした。

    改めまして現在のレビュー後半の、

    『異世界に主人公の親を名乗る奴が現れたと知らされる、ってわけです。
    もし本当に親が探しにきたとするなら、お前ら、今さら何しに来たんだ? ってなもんですが』

    という文章を削って頂くことは出来ますでしょうか。
    何度もお手間をかけさせてしまい誠に申し訳ございません。
  • 改めて修正いたしました。
    たびたび申し訳ありませんです。
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