• 異世界ファンタジー

近況報告。執筆小説のチラ見せ有り。

だいこんです。
前回からだいたい二週間ぶりでしょうか。お久しぶりなような、そうでもないような。さっそくですが、表題の通り近況報告です。


来週引っ越し予定日なので今週は部屋の片付けを進めていました。

今、自分の部屋には山積みのダンボールがいくつかあって、夜は間接照明を頼りに生活しています。そうそう引っ越しをしない人間なので室内の薄暗さにも、そんな空間で食べる夕飯にも慣れません。ただ、薄暗い中で見るアニメなんかは没入感があって浸れます。

アニメと言えばいつかの近況ノートでも書きましたが、ガールズバンドクライという作品を見ています。今期はこの作品を何度も繰り返し見ています。

単身、高校を中退して川崎の地まで上京してきた主人公も、引っ越したばかりで段ボールが山積みになっている部屋の光景も、今の自分には他人事に見えません。

特に高校中退の経験があるわけではないのですが、私が高校生だった頃は漠然と窮屈だなぁとか考えていた気がします。友達もいなくて、本とボーカロイドの楽曲を聞いているだけの日々でした。アニメも見て、ゲームもたまに遊んだりして。当時は人が歌っている歌をあんまり聞いていなかった記憶があります。

最近は身の回りの仕事を片付けながら、小説を書いています。

『ティアドロップ;オンステージ』を書いていた頃は色々と必死になりながら執筆していた……と今になって思っているのですが、今回書いている小説はだいぶゆったりと書いています。
それでも文字数を気にしたり、あれ、ここの語尾ずっと一緒だなとか、この言い回しさっきも使わなかったっけとか、気を遣わないといけない事はまだまだあるのですが……

今回は執筆中の小説から、序盤の文章をほんの少しだけ抜粋してお見せします。以下、本文です。





 ゆっくりと流れる街並みを眺めながら、僕は上手い言い訳を考える。

 まさかいけしゃあしゃあと「何となく歩くスピードを緩めていたら遅れちゃいました」、なんてありのままを打ち明ける訳にはいかない。

 すぐに思いつくのはやはり寝坊か体調不良のどちらかだが、僕が半分気まぐれで起こした行動だ。学校にあらかじめ遅れる旨を連絡をしている筈もなく、疑いの目が向くことは避けられないだろう。

 ――怒られるのかな、やっぱり。

 バスが停車して人が減り、また次の停留所で人が減る。僕の目にはそれが砂時計のカウントダウンのように思えて、じわじわと、灰色の砂が胸を満たしていく。
 けれど、怒られる事は特別嫌いでもなんでもない。

 どちらかと言えば嫌なのは――

『発車しま――』

 閉まりかけた乗車口のドアを、誰かが強く叩いていた。近くに座っていたおばあさんがそれに気づき、少し大きめの声で運転手にドアを開けるようお願いする。

 ほどなくしてバスに乗ったのは、一人の女の子だった。

「おはよう。間一髪だったわねぇ」
「はい。ありがとうございました、絹恵マダム」






以上です。
ただ推敲がまだなので、ここからまた文章や雰囲気が変わるかもしれません。

現在は中盤までの執筆が終わっていて、ボリュームとしては20話前後になりそうな気がします。字数も10万字前後か、それを越えないくらいでしょうか。具体的なキャラクターについては公開時のお楽しみという事でご了承いただけたら幸いです。

一応、登場キャラクター数というか、名前有りのキャラについてはかなり数を絞ってます。

メインキャラクターにあたる子はたった二人で、あとは要所要所でそれ以外のキャラにスポットが当たったり、当たらなかったり……『ティアドロップ;オンステージ』に比べたらだいぶ少ないですね。あとは舞台が現代なので、書き心地がちょっと違いました。


こんな感じでしょうか。
忙しさが祟ってフォロー・フォロワー様の作品を拝読できない事が増え、それが心苦しいと感じます。そもそも時間の使い方があまり上手な方ではないので…

皆様も体調にお気をつけて。
それでは、また。

2件のコメント

  • マダムと主人公の微妙に歪んだ?関係性がなんとなく感じ取れました。
    この二人がメインになるのかななんて、楽しみにしております。
  • 菅野事案さん、コメントありがとうございます。
    現在執筆している小説の方も楽しみにして頂けて嬉しいです。近況ノートの方でも作業の進捗を少しずつ話せて行けたらと思いますので、よろしくお願い致します。
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