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近況報告。クズという主人公、圧倒的お嬢様力。

つい最近時間があって、気になっていたアニメを二本見ていました。

どちらも主人公の駄目さ加減と言うか、有り体に言ってしまうとクズさ加減が際立つ作品で一本は完結済み。もう一本は現在放送中の作品です。ただ同じクズと言えど、私は片方の主人公をどうにも好きになることができませんでした。

はたしてどうしてだろうと自分に問うてみた結果、理由は単純でした。魅力を見いだせなかったからです。

私が好きになれた方のクズはいわゆる炎上と言われるレベルの所業をしており、酒におぼれたり、視野が狭くなって周りの仲間に当たり散らしたりとまあまあひどい部分もあるのですが、それでもアニメの第一話では燃え尽きていない根っこの部分が見えました。

その主人公が好きなものに対する情熱です。

良くも悪くもあっけらかんとした性格で、キャラクターに馬力があったのも個人的に好きなポイントでした。あとはくさくさしつつも失敗を反省したり、それを活かして助言をしたりと、悪い部分もあるのですがまあなんと憎めないキャラクターなんだろうと。

一方で私が好きになれなかった方のクズは、それがどうしても見えなかった。

たぶんクズキャラ度合いで言ったらこちらの方が上なのだと思います。自業自得の負債を背負い、序盤から随所に至るまで他責思考・他者を見下した思考回路や言動が目立つので、こちらのキャラクターをより魅力的に感じる方もいらっしゃるのだろうなとは思います。

ただ序盤から一貫してそのような面が強調して描写される一方、見ている側に共感できる部分だとか、なんだこのキャラクターは突き抜けていて面白いなぁなどと思えるような、共感性皆無だけど見ていて愉快痛快なキャラクターというわけでもなく……ひたすらにクズではあるのです。
あるのですが、ただクズなだけというか……その感想に終始してしまうのも大変失礼な話ではあるのですが、ちょっと私の肌には会いませんでした。正確な言い方をしているか分かりませんが、だんだんとキャラクターが記号的に見えてきて。

どうして急にこんな話を始めたのかと言うと、この間から更新している私小説『ブタの一生は醜く続く』に登場するとあるキャラクターも分類としてはクズキャラに当てはまるのかなぁと思ったからです。

だいこんです。
ここに来てようやく報告ができます。

先ほど名前を上げさせていただきました『ブタの一生は醜く続く』、現在二日~三日おきに更新中。キャッチコピーにもある通り整形男子とお嬢様ヒロインのお話です。誰か私にお嬢様の書き方を教えてくれと、悲鳴を上げながら書きました。
興味のある方はご覧頂ければ幸いです。

私の知っている最たるお嬢様といえば某Vtuber事務所所属のお嬢様(庶民派)と某競走馬擬人化ゲームのキャラクター何人か。それから某アイドルをマスターするコンテンツのキャラクター何人かの知識程度の、お嬢様にわか勢です。対戦よろしくお願いします。

専門学校に通っていた頃はリアルお嬢様と遭遇して仲良くなる機会もありましたが、あの時の衝撃は相当なものでした。ナチュラルに「ごきげんよう」を言ってのけるので背筋が震え、強烈なお嬢様力に戦慄したのを覚えています。

その程度の私がきちんとしたお嬢様を書ける訳がないのは自明の理でしたが、書きたかったので書きました。善し悪しを問わず、性癖と欲望には壁をぶちやぶる力がある。


書きたいこと書いたので終わります。
次は最近私が狂っている学園アイドルマスターについて話そうかな。ついに始めてしまったので。

ではまた、気が向いた時に。

4件のコメント

  • こんばんは。

    未だに「ごきげんよう」と挨拶するお嬢様に遭遇したことがないぜ。
    起業家の娘さんとかの知り合いは何人かいたけど、誰もごきげんようとは言ってくれた記憶がない。

    たぶん、リアルお嬢様って、ただのお金持ちとかじゃなくて、由緒正しい家柄とかだったりするんだろうなあ。
  •  あら、ごきげんよう♪


     と言う人は創作以外では見たことありませんね。リアルで遭遇されたのはかなり貴重な事ではないかと思います。そこそこのお金持ちも会ってきているハズなのですが、普通の挨拶でした(;´・ω・)

     逆にリアルクズも人生でそこそこ遭遇しているのですがなるほど、やはり憎めない部分があるクズっていうのがポイントですね。

    『コイツ言動を見てる分には飽きないケド、実際自分や身内がコイツから実害受けたら半○しだなぁ』って感じのならウヨウヨいます。全く合わない、見てて虫唾が走るレベルのクズはもう……関わらないようにしかしてないから分からないデス。

     新作の主人公君はクズではなくて「境遇からそういう性格に成らざるを得なかった」なので私はクズキャラとは捉えていないですね。むしろクズなら(待てよ? ここでこう行動すれば自分が得できるじゃないか)みたいな利己的かつ倫理観が欠如した思考がそこかしこに見え隠れするものだと個人的には思ってます。
  • 菅野事案さま、コメントありがとうございます。

    黒髪ロングで清楚でお淑やかな大和撫子ぐらいの絶滅危惧種ですね。ほぼフィクションの世界にしか存在しません>ごきげんようと挨拶するお嬢様

    おっしゃる通り家柄に左右されるのだと思います。あとは通ってる学校の校風にもよるのだとか。言葉遣いが厳しいらしいです。
  • 川中島ケイさま、ごきげんようでございますですわ。

    リアルごきげんようの使い手に出会ったのはその時が最初で最後です。当たり前と言えば当たり前ですが、どんな身分や肩書きを持っている人も話してみれば普通の人です。私も普通の人です。お金持ちでもお嬢様でもありませんが。

    共感できる部分があるか、あるいは憎めないところがあるかどうかはクズキャラとしての魅力の分かれ目なのかなと。

    リアルで関わりたいかと言われれば大いに迷うところではありますが、川中島ケイさまが例に挙げているような方であればさすがに関係を考えなくてはなりませんね。

    あと、たしかに新作の主人公は言うほどクズではないのかもしれません。
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