これはエッセイ……になるんだろうか。
まあ、言いたいことをそのままつらつら書き並べただけだから説得力もへったくれもないし、もうちょっと書き方があったんじゃないかな、と書き終えて投稿してから今更思う。
この作品は「頭がおかしい」が主題だ。何かを模倣するばかりで、目的を見失っている。もう少し自分を見るべきだ。それすらも分かってないのは「頭がおかしい」。そんな感じのことが延々と書き綴られている。
作中では、「凡人は天才を模倣したがる」という感じの表現にはしたが、別にソレは天才とは限らない。要は、「誰かに憧れたらそれを真似したくなるよ」ってことを言いたかったんだろう。多分。
本当はもうちょっと過激な表現だったが、そこで自重しちゃった感は否めない。半端な感じで4話で切られているのも、実は5話目を考えていたからだったりするわけだが、まあ、切っておいてよかったかな。
自重したといいつつ「頭がおかしい」を連呼している時点で、既に過激な表現のような気もする。もっと適切な表現が思いつかなかったのだろうか。
自重という点では、実例を書かなかったのも正解だったのか不正解だったのかが判断し辛いところか。そのために一体、作中何回ライオンって書いたことやら。
「世の中にはね、こんな頭のおかしい人がいたんだよ」とかダイレクトに書くとこの広い広いネット上の世界に公開してる小説なんだから該当する人出てきちゃうだろうし、下手すら訴訟もんだ。
でも、実例を書かなかったら書かなかったで具体的に言いたいことが言えなくなっちゃうというジレンマ。あちらを立てればこちらが立たず。そこはどうにも仕方のないことか。ポイズンポイズン。
結局のところ、あのエッセイの中で本当に言いたいことは言い切れなかったかもしれない。ただしかし、自分は頭がおかしい、ってことくらいならばはっきりと言い切れた、そんな気はする。
そこは否定しようもない。