カクヨムコン短編用の小説を書きました。ジャンルはホラーです。
タイトルは、『19Hz』
サブタイトルをつけるなら、『霊と話したい彼と視える彼女』
心霊系のお話です。
元々長編用に思いついた案だったのですが、要素的に短編のほうがいいかなと思い短編にしました。ただ「カクヨムネクスト賞」にも応募するつもりなので、長編化も視野に入れています。
全4話で7700文字ぐらい。ただオチとなる最終話は500文字ないぐらいなので、3話プラスおまけみたいな感じ。文字数はそこそこあるけどテンポが速いので一気読みもしやすいと思います。
主人公は、たびたび心霊スポットを訪れる大学生の男子です。彼が心霊スポットに行くのには、大きな動機があります。サブタイトルにあるように、「霊と話したい」のです。
ただ彼には霊感がありません。磁場検知器やら動体検知器やら様々な機械を用いて霊がいる可能性を模索します。そして、心霊スポットに行くと普通に怖がります。本当はすぐにでも逃げ出したい。それでも、彼は心霊スポットに向かいます。その理由がある。
もう一人の登場人物が、主人公と同級生の女子です。彼女には霊感があります。主人公に誘われて一緒に心霊スポットに行くことになります。
結論を言うと、この作品は自信作です。今年の短編賞はいただきました。ありがとうございます。
リアルを参考にしている心霊検証のシーンは結構面白いと思います。そしてちょい怖。スリルもあります。
だけどやっぱりメインはドラマです。恋愛要素もあります。
クライマックスのシーンだけ主人公ではない人物に視点が変わるのですが、「その角度からの切なさ!?」という意外な展開が待っていると思います。そして最終話のオチも気に入っています。「もっと読みたい」と思えるようなオチになっていると思います。
少し先にはなりますが、カクヨムコンが始まったら投稿しますので楽しみにしていてください。
長編もホラーを書きます。今のところ考えているのが、「ヤラセ事故物件」を扱った作品です。
「ヤラセ事故物件」とはつまり、人為的に心霊現象のようなものを引き起こしてさも本当に見せかける商売、みたいなものです(過去に起きた事件というのも偽装です)。テレビとかの撮影に来てもらって、裏でこそこそ心霊現象を起こすのです。
ただその「ヤラセ事故物件」で、本当にやばい事件が起こります。
それが人為的なものによるものなのか、超常的な力によるものなのか、わからない。
ヒト怖なのか、マジもんなのか。そのどっちかわからない「恐怖」というものを描きたい。
ということだけ頭にあって、あとはまだまったくのノープランです。
短編よりは闇深い話になると思います。
それではみなさま、良いお年を(まだちょっと早い?)。