連載中長編ホラーの『夜陰-YAINN-』が今日から最終章に入ります。
最終章の章タイトルは【最終夜・千葉県M邸】です。
この最終章で、これまでの謎が全て解き明かされるかもしれませんし、されないかもしれません(どっち?)。
去年僕は『追憶の部屋』というリミナルスペースを題材にしたホラーを書きました。その作品では「アミューズメントパーク」とか「ショッピングモール」とかいろいろ出てきたんですけど、一番最後の舞台は地味な「家」でした。身近なものほど怖いということで。
事故物件イベントを題材にした今回の『夜陰-YAINN-』でも、エキゾチックな洋館とか出していきながら最後は地味な「家」に収束します。
実はこの二つの「家」はどちらも同じ家をモデルにしています。
はい、僕の実家です。
自分の実家をホラーの舞台にしてしまいました(『追憶の部屋』では部屋全部血まみれにした)。
なぜかというと、「書くのが簡単」なので。それに尽きる。まったく調べなくても間取りが頭の中にあるので楽なんですよ。もし本になって親が読んだら、気づくかな?
『夜陰-YAINN-』はまだ8万6000文字ぐらいしか書けていないので、本当にぎりぎりです。ここにきてエピソード丸々1話ボツになって転んだりしました。
どうか尻をぶっ叩いて叱咤激励をお願いいたします。