明日29日に『恋グラ』が完結します。明日は以下の3話を投稿します。
「粉雪」――17:00
【そして、愛してる】
『高三・春』
「グラフィティ」――17:05
『エピローグ』
「雪の花」――17:10
3話を同時刻に投稿しないのは、同時に複数投稿すると通知が飛ばない可能性があるためです。【】が大見出しで、『』が小見出しです。つまり、最終章の章タイトルが、【そして、愛してる】です。
僕は基本プロットを作らないのですが、この最終章の2話のシチュエーションは初めから決まっていました(具体的に何を書くかは書きながら決めたけど)。この最後の2話を書くために、僕は『恋するグラフィティ』という作品を書きました。
僕がノートで何度も語ってきた「ラストシーン」は、「グラフィティ」というエピソードにあたります。僕はこのエピソードを書き終えた後、『ヘブバン』の曲「死にゆく季節のきみへ」をかけながらそのシーンを眺めて、号泣していました。自分が書いた話で泣いてしまいました。どんな感情で泣いたかは、ぜひ読んで確かめてみてください。
『恋グラ』を読みかけの方、また読んだことのない方も、ぜひ最後まで読んでもらいたいです。最後まで読んで初めて、全ての謎が解けます。『恋するグラフィティ』というタイトルの意味がわかると思います。
僕の小説はコロコロ視点が変わることが多いのですが、この『恋グラ』では最初から最後まで「優牙」の視点のみで書き続けました。エピローグまで読むことで、彼の人生がイメージできるようになると思います。
物語の構成的に、さらっと読めるWeb小説にはまったく向いていないと思いますが、僕にとってとても大切な作品です。物語が進むほどに、彼らに気持ちが入っていくと思います。ぜひ読んで、最後の情景を目にしてもらいたいです。
そして、
「ありがとう」
物語を彩ってくれた人物たちにそう言いたいです。感謝の気持ちを込めて。
(↓は『恋グラ』の六花のモデルである『ヘブバン』の蒼井です。優牙が好きだったのは六花のこんな微笑みです)