• 現代ドラマ
  • ホラー

キャラクター文芸を書く

 どうもみなさんこんにちは。織田信長です。
 いや違う、つい間違えました。
 わたくし豊臣秀吉でございます(この人平気で嘘をつきます)。

 流行り病のどさくさに紛れてしれっとカメムシ注意報が発令されているらしい今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。冷やし中華の食べすぎでもはやあのシャキシャキのきゅうりそのものになってしまいたいと願ったりしていないでしょうか。


 さて話に入っていきますが(今回は長いぞ)、僕がこれまで投稿してきた長編は、どれもストーリー先行で作ってきました。たぶん、そうなっています。だけど次書く長編は「キャラクター」重視、まさに「キャラクター文芸」な感じで書いていこうと思います。

 テーマは「笑いと涙」。内容は日常バラエティ&ドラマといった感じで、やや女性向けにしつつ人間かカメムシであれば(?)誰でも楽しめる感じに。

 題材は前にノートに書いた通り「サプライズ・プランナー」。それに出てくるメインのキャラクターたちは今のところこんな感じです。


●●●

大空紅音(29)女性
愛称「ソラさん」。この物語の主人公だと思われる人物。「とびとり」の発起人であり代表。奇想天外な発言と行動でたびたび周囲の人間を振り回すが、情に厚く仲間思い。

朝海賢二(25)男性
愛称「アサケン」。紅音の補佐、フォロー、つっこみ役。紅音とは対照的に内向的な性格。紅音を野放しにすると世界が滅びると考え、いつも彼女の傍につき謙虚に支える。楽器全般に通じている。

新島咲来(24)女性
愛称「サッキー」。「とびとり」の事務作業を一手に担っている人物。可愛らしい外見とは裏腹に頑固であまり融通が利かない。周りに流されず淡々と職務をこなすことを得意とする。一日に一度は紅音にからまれほっぺをツンツンされるが、ポーカーフェイスは崩さない。

菅田聡一(29)男性
愛称「ソウチョー」。ダンサー。紅音と同級生で、学生時代の縁により「とびとり」に関わることに。人間性を疑われるほどの毒舌を放つが、実は面倒見がよく後輩たちから慕われている。夢に挫折した過去を持つ。

岡崎七菜(11)女性
愛称「ナナナ」。キッズダンサー。「とびとり」の癒し的存在。そのフレッシュなリアクションを求められてたびたび紅音にちょっかいをかけられてしまう。夢は「世界一の再生数」。

ぼたん(本名・年齢・性別全て不詳)
愛称「ボーさん」。昼は花屋、夜は飲み屋のマスターの顔を持つオネエ。紅音のお母さん的存在で、落ち込むことがあるたび紅音が会いに来る。紅音の父親と親交があった。

「とびかたをしらないとり」
略称「とびとり」。依頼を受けてフラッシュモブなどを行うサプライズ・プランナーの会社。

●●●


 と、こんな感じで、それぞれ性格の異なる個性的な人物たちが出てくると思うので、読者さんにはまず自分の好きな人物を追っていっていただき、1冊読み終わるころには全てのキャラクターを好きになってもらえていることが理想です。人格の異なるキャラクターたちが一つの目標(感動)に向かって力を合わせるようなお仕事の物語です。
 ちなみに「とびかたをしらないとり」という社名は、MISIAさんの名曲「飛び方を忘れた小さな鳥」から連想してつけています。

 これは自分だけのことかもしれないですけど、僕が物語のキャラクターを好きになる基準って、「面白い」かどうかがかなり重要なんですよね。どんなに頭が良かったり、強かったり、美人だったりしても、面白くない人物ってあまり魅力的に思えないんですよね。
 だからこの作品では、作中に出てくる全ての人物を面白く、つまり魅力的に書いていきたいと思っています。それが書き手の責任です(以前の作品ではそこがおろそかになった部分がある)。それぞれの個性を上手く活かし、噛み合わせる。

 僕のこれまでの長編では抽象的な書き方のシーンが多く、端的に書くため文字数の伸び率が悪かったのですが、今回の作品ではおそらくしょうもないどうでもいいシーン(日常のシーン)が全体の6、7割を占めてくると思うので、自然と文字数が稼ぎやすくなると思います。その日常があってこその、山場の盛り上がりが来ます。また、今回はいつも少なからずあるファンタジー要素は皆無です。その分キャラクターの個性は強め。

 ストーリーはある程度決まっていて、まずは最初の数話でフラッシュモブとはなんぞや、主人公たちがしている仕事はどんなものなのか、を実際の依頼を通してチュートリアル的に語る。それが終わったら、日常の始まりとメインの依頼人たちの話に入っていく。
 一つ目の話は、「運命を足蹴にする魂の叫び」みたいな話です(どんな話や!?)。最初のほうはのびのびと書いていきますが、山場のシーンはかなりシリアスで自分で泣きながら書いていくことになると思います(そのシーンを想像しただけでポロポロ泣いていたぐらいですから)。
 二つ目の話は少しシリアスさを抑えて、「爽快! 警戒! 家族愛!」みたいな話です(どんな話や!?)。一度書いてみたかった、結婚式の最中に「ちょっと待たれーい!!」つって乱入する話になると思います。

 どの話でも、山場にグッとくるようなシーンを必ず入れ込みます。最初からずっとそこに向かって書いていく感じですね。
 また、作中でオリジナルの歌詞を作ろうと思っていて、一つの話ごとに一曲作ります(山場で流れます)。その曲のタイトルを話の題名(章題)として使おうと思っています。ただ僕は今までに歌詞なんて書いたことないので、これも自分にとっての挑戦です。作中では登場人物が歌詞を作っていることになるけど、実際考えるのは当然僕だ。

 三つ目の話を書き終わったころに10万文字を越えているぐらいの文量を目指して書きます。三つ目の話が一応メイン。この設定を用いればおそらく何十話でも書いていけるので、続編を作る場合にも完全に対応しています。

 もう少し詰めるところを詰めたら本文を書き始めたいと思っていますが、まだ一番肝心な作品のタイトルが決まっていません。どういう感じにしようか。タイトルはめちゃめちゃ重要だ。

 まあそんな感じで、お披露目できるのはまだだいぶ先になると思いますが、今後とも『カメムシアドベンチャー』をよろしくお願いいたします(?)。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する