水円さんの企画、
ループの新しい可能性を探ろう!
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054883775149に参加しました。
全く新しいものを生み出すのは無理だと思いつつ、
新しい可能性を探る企画に手を出してしまいました。
参加した理由はとても単純で、
企画した水円さんを元々フォローしていた上に、
さらに参加者の中にフォローしている人を見つけたからです。
つまり親睦深めたい、みたいなやつですね。
新しいことはたぶん無理だけど、
よくあるループものとは違うことをして、
新しいかもと錯覚してもらいたいなと思いました。
そこでまずは、ループの当事者でない人を主人公にすることにしました。
ループものって大体主人公がループの中心にいる気がしたので、それを避けたのです。
でもこの発想は、こういう企画においては、ありがちな気もします。
なので「これ新しいかも!」と錯覚してもらうために、もう一つの手を打ちました。
それが作中の漫画っぽい文体です。
今回は私の好きな漫画に文章を似せました。似せる練習でもあります。
好きな漫画のポエムな感じを真似しながらも、そのまんまの文章では小説として成立しなくなるので、頑張りが必要でした。
特に頑張ったのが、ちゃんと文にするってところです。
漫画なら絵と併せて語るので、文章になっていない文(だから俺は――、みたいな)でもいいのですが、
でも小説でそれをやっちゃうとポエム感が強くなりすぎる気がしたので、
それを回避しつつ、でも真似したいポエム感だけは出るように調整しようと試みました。
うまくできたかどうかは……、よくわかんないです。
でも、好きな漫画を真似ようとしたおかげで、
ストーリー自体がその雰囲気に寄せたようなものになって、
それでループものとしては珍しい感じの物語にはなったのかもしれないと思っています。
反省点としては、
もっと長く語ってもよかったストーリーだけど短めで済ませちゃったせいで、ストーリーのつなげ方がちょっとぎこちない点がありますね。
同じような語り方で進む短いエピソードを連打しちゃって、その一定のリズムが違和感を生んでいる気がします。
投稿する前に少し手直ししたんですけれど、それでどれだけ緩和できたものやら、って感じです。