こんにちは。筆者です。
「庭にはいつも、ちよろずの落ち葉」に☆レビューをいただきました!
ありがとうございます!
嬉しいです!
まだまだ頑張れます!
ぼくの体の半分は皆様への感謝でできています。
この気持ちを小説に乗せて、少しでも皆様にお返ししたいと思います。
▽
恒例の裏話、何を書こうかなと思ったのですが、☆をくれたのがひかげねこさんだったので、ここはやはりひかげねこさんとの出会いのきっかけとなったハイジの話だろうということで、ちょっと書いてみようと思います。
長いこと小説をヨムばかりでカクことから離れていたぼくですが、家にはほかにも小説書きがいまして、触発されて久々に書いてみたくなりました。
書くならば、リハビリも兼ねて、とにかく最後まで書き続けられる「書いていて楽しい小説」をと思い、大好きな北国の話にしようと決めました。
ハイジには前身となる話があります。
一つは第二次世界大戦前夜〜戦後の日本を舞台にしたものです。
これは個人サイトのほうで公開していました。
(そのうち公開するかもしれません)
もう一つは義勇兵ものです。
フィンランドの冬戦争を舞台とした、いくつかの史実と空想を混ぜ合わせた話です。
こちらは書き上げることができませんでしたが、ハイジを書いて満足してしまったので、きっと形になることはないでしょう。
そして忘れてはいけないのが「ハイジ」という名前です。
主人公の名前を「ハイジ」にしようというのは早い段階で決めていたのですが(理由は「意外と男っぽい名前だな」と子供の頃から思っていたからです)、いろいろ調べていて Wikipedia のページで一つのイラストが目に止まりました。
アルプスの少女ハイジ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%97%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%B8 ここにあるジェシー・ウィルコックス・スミスによるハイジのイラストに、ぼくは甚く感銘を受けました。
この作風がものすごく気に入ったぼくは、今度はジェシー・ウィルコックス・スミスについて調べます。
この方の書く人物は、人間味があるのに大袈裟な感じはまったくなく、無邪気で静謐という相反する味わいがあるように感じました。
その結果、現実主義者でちょっと冷めた、猪突猛進型の主人公、鈴森凛が誕生しました。
ハイジといえば、日本だとテレビシリーズが有名ですが、原作はかなりハードかつ、宗教観の詰まった作品です(おすすめします)。
おじいさんはただの頑固ものではなく、荒くれ者で食い詰めて傭兵になった「人殺し」という設定だったりします。
イメージがどんどん固まっていきます。
リンは高校を卒業したばかりですので、18歳の少女が「怖い」と感じ、そしていつか惹かれていくキャラクターが必要でした。
何度かお話しした通り、ぼくは情熱に任せてガーっと書き殴るタイプなので、ある程度のストーリーとキャラクターの性格が固まれば、あとはもう走り出すだけです。
あらすじをドバッと書いて、登場人物の名前と見た目をイメージして、あとは話に打ち込める古い北欧の狩暮らしについてまとめました。
(書ききれなかったので、それはまた別のところで使うと思います)
あとは知っての通りです。
細かいところは書きながら決めました。
キャラクターが勝手に違う方向に行こうとするので「違う、こっち」と赤い誘導棒を降りながら必死に交通整理に努めました。
だれもいうことを聞いてくれないんですよ。これが。
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というわけで、ハイジはぼくの「好き」を詰め込めるだけ詰め込んだ物語となっています。
もし気に入っていただけたなら、たぶんぼくと感性とか好みが近いかただと言えるでしょう。
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ひかげねこさま、いつもありがとうございます。
今も小説を書きながら、ひかげねこさまは喜んでくれるだろうか? というのがずっと頭の片隅似合ったりします。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。