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作者はマクロで作品を見て、読者はミクロで作品を見ている。 240918

 作者が読者の視点に立つにはどうしたらいいのかと悩んでいました。もちろん全て知っている作者な都合上、完璧に読者と同じ視点は難しいでしょうけど、それでも読者の視点に近づくに越したことはないでしょう。
 まぁ『悩んでいました』と言っても、「はぁ〜読者視点に立ちたいなぁ。ほんとに立ちたいわ。あぁ〜もう立ちたい。立ちたすぎてたまらないよ……」みたいな感じですけど。
 で、ふらふらと創作界隈を彷徨い、仲良くなった(と自分が思ってるだけかもしれない)人と創作の話をしていた時に、ビビッと天啓が降りて来ました!

 それはタイトルの通り、作者はマクロで作品を見て、読者はミクロで作品を見ている、ということ!
 マクロというのは全体や大まかなくくり、ミクロというのは細部や小さな区切りだと思ってください。
 この天啓が降りてきた時、自分に感じていたモヤモヤを、だいたい説明できた気がしたんですよね。というかあばらだけじゃないと思いますけどね! 他作品に対してのモヤモヤもコレで説明出来るものが多いでしょう!

 作者はストーリー全体というでっかいマクロの視点で作品を見るんですが、読者は作品をワンシーン、ワンシーンのミクロの視点で見ているんですよ。
 しかし作者はマクロ的に見てしまっているから、そういう細かいシーンを疎かにしがち! なのでですよ。作品全体で見た時に作者からしたら面白いんでしょうけど、作中のワンシーンを単体で見た時に、そのワンシーンの面白さがあまり磨かれてないような作品が生まれているのではないか!?
 例えばですよ。作者が「この作品はなんやかんやあって結ばれる主人公とヒロインにすごくドキドキして面白いんだぁ〜」って思ってたとしましょう。しかし! 主人公とヒロインの出会いの部分、ここを一目惚れで済ますとかで面白くしていないみたいな感じ!
 これじゃあ! 読者はワンシーンごとのミクロで作品を見ているんですから、いくら作者がマクロ視点で面白いと思っていたって、出会いのワンシーンが面白くなければ面白くないと思われてしまいます!

 あとこれはストーリーだけじゃなくてキャラクターデザインにも言えますね。なんならストーリーと同じくらいやっちまってる人は多そうです。
 例えば、定番の主人公の成長物語があるとしてですよ。このキャラクターは後半にかけて成長します! すごく魅力的になります! みたいな。
 マクロ的に見れば成長の過程は面白いのでしょう。
 ですが! じゃあその主人公は成長前は面白いんですか? ということです! 当然『成長してない主人公のシーン』があると思うのですが、そのシーンは面白いんですか!?
 そういうことです……。つまり主人公に限らず細かいところ、イベントや会話なんかのところで、ちゃんと面白いキャラになっているか、個性が際立っているのかどうかを気にしなきゃいけませんね。

 だからコレ、あれなんですよ。
 面白いはずなのに全く読まれないどうしてだ!? とずっと疑問だった『VICTIM』の読まれない答えかもしれないんですよ。マクロで見すぎて、序盤の面白さを蔑ろにしている! 後半面白いことするからって、序盤のキャラの面白さを磨かないで、主人公とかがあんまり見てても楽しくないキャラになってしまっている!
 経験が足らなさすぎたってことなんですね〜。仕方ない仕方ない。むしろこういうのを考えついたっていうのが経験と言えるものなのかもしれない。
 今後はね、ちゃんと読者のミクロの視点に寄り添い、気をつけていきたいと思います。


 というわけで……。仲良くなった人と創作の話をしてた時、って言いましたけど、相手からこの作品について色々言ってください的な話の内容でした。
 あのですね、あばら、こういうの歓迎ですからね! 今まで言われなかったのは、歓迎っていうアピールを直接してこなかったからでしょうか。それか普通に実力がないだけかも。
 エックスの方で言われれば、こんなド底辺素人でよければやりますよ! 素直に聞いてくれるという条件は欲しいですが。
 まぁでもちょっと覚悟はしておいて下さいね! なんたってこのあばら、創作の話になるとアツくなっちゃいますから! 見てくださいよ。上のズラッとした長文! 創作の話になると長文ではっちゃけますよ!
 その創作の話だって実際、こっちが一方的にまくし立てる感じになりまして。批判しか言ってないわけじゃないのですが。

 まぁそんなわけで、あばらのアツさと同等にアツくなれとは言いません。あばらのアツさについてこれる人はそうそう居ませんから! ですが、もしこの熱に耐えられるというのならば、創作の話を待ってますよ!
 なにせ自分からは話しかけられない陰キャですからね! 待ってます!

1件のコメント

  • コメント失礼します。
    「マクロとミクロ」のお話、よく分かります。

    ですが私の感覚として、あばら🦴様とは逆の作者も多いように感じる事もあります。
    「ミクロばかりを気にして、マクロを蔑ろにしている作者」です。

    こういった作品はワンシーンだけを見れば面白く読み進められるのですが、ふと立ち止まってこれまでのストーリーを思い返してみれば「別に面白くはないな」という感想になってしまいます。
    そして、それに気付いた瞬間に読むのを止めてしまいますね。

    結局、「どちらが大事」なのではなく「どちらも大事」なのかも知れないなと、勝手ながら思ってしまいました。


    たまにしかお邪魔してませんが、あばら🦴様の創作に対する熱い想いはヒシヒシと伝わります。
    私もド底辺素人ながら、創作に対してはこだわりを持っていると自負していますので誠に勝手ながら、あばら🦴様には若干のシンパシーを感じる次第です。
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