こんばんは。今日の昼頃にとある企画を立てました。
『主催者が作品に感じたことをありのままに言う企画』
【
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093087478725627】
この企画はつまり、主催者ことあばらが「な、なんかなぁ……」って感じるところまで読んで、続きを読む気を失ったところで、ぐちぐち文句を言ってやろうって企画です。
いや、分かるんですよ。
おいおいあばらと。そんな、人を批評できる立場にあるのかいと。実力はあるのかいと言いたいのでしょう。というかそもそもあばらから一円も払ってないんだから文句を言う権利なんてないし。
しかしそんなこと百も承知でやっています!
だってもう悲しいんですよ! こっちがあまりにも不利すぎることが! 創作者ってさ、こっちが作品を面白いって言ったらさ、創作者の手柄なのにさ、こっちがつまらないって言ったらさ、それはこっちの感じ方の問題にしてくるじゃないですか!
人の感じ方は人それぞれだよねってさ! なんか、こっちがそう思ったのが間違いみたいにさ! 悲しい! 創作者が絶対勝てるシステム! 創作者が有利すぎる!
あばらはそれに一石を投じたい……っていうのは建前として。
まぁ、建前といっても半分は本気なんですよ。これは人に押し付けるのではなく自分のみで持っておく思想なのですが、『人それぞれ』に逃げるのはやめようと思ってるんです。つまらないって思われたらちゃんと負けよう、つまらないって思われるリスクを考えよう、と。そうしたら成長しやすいんじゃないかな、みたいな。
で、この企画はそういうリスクを背負っている人を探す目的があるんですよね。批評が届くリスクを背負ってでも、この作品は面白いぞと参加してくる威勢のいい作品に出会いたくて。
それにこういう企画だったら、モヤモヤしたら直接作者に……ふふふふ……。
そんなわけで何回目かのインプット目的の企画なのですが……。
元々あばら、変なやつなんですよ。意外でしょ。
感性が変というか、世の中の人気作や話題作が刺さらないタチで、かといって別に人気のない作品が刺さるかと言ったらそうでもなく。
あんまり世の中に自分向きの作品が少ないように感じるんですよ。作品を見ても、自分じゃなくて他の誰かや大衆に向けた作品だなぁと。
それに、自分でも自分がどういったものを好きになるのかも分からないんです。ジャンルは関係なくて……強いて言うならシナリオとしてめちゃくちゃ凝ってる作品が好きになりやすいですかね。
そんなんだからいつの間にか、自分はこれをどうして好きにならないか考える癖がついちゃったんですよ! 創作活動を始める前に!
だって悲しかったんですから! ネットではさ、人気の話題作でさ、それを自分が好きじゃないってさ、なんか自分が間違ってる気がして! 世界からお前は間違ってるぞって言われてる気がして! 悲しかった!
間違ってないよって言い訳をしたくて、この作品のどういうところが、自分にはどう感じて、どうして面白く思えなかったのか、って分析して明確に言語化するのをいつの間にかやるようになっちゃったんです。
実はこれは神様のプレゼントかも知れませんね。おかげで言語化能力が向上したり! 好きになった作品にもどこが良かったのか見極められたり! この企画でコテンパンに批評できちゃったりね!
こんなやつがこういう目で作品を批評しますよ、という話でした。ありがとうございました。