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想像の領域の片付けがやれていないんです。 221106

今はライターズブロックなる書けない読めないの状態に陥っていますが、だいたい理屈っぽく掴めてきました。
文章力の話でも触れましたが小説は文章から世界を組み立てるんですよ。読者の頭の中で。想像する脳の領域の上で組み立てるんです。
ですが組み立て終わった後、小説を読み切った後はどうでしょうか。その小説は記憶の領域にお引越しすることになります。ですが組み立てに使った重機や足場はどうなるの?そのまま想像の領域に残されて場所を奪うことになるんですよ。
つまり疲れやストレスが領域を侵してスペースが無くなるんですよね。

そうなると、場所が無いから新しく世界を組み立てるのが難儀になって、短編の小説を読もうにもまず想像するのが大変だから、読み終わっても「ぜぇ……ぜぇ……え、感想?あ、ああうん、凄かったよ……」としか思えなくなっちゃうんです。それが今の状態。
書く方にもそれが言えますね。自分の世界の組み立てが上手くできないから文章にできない!
書きながら読むのってちょっとずつならいいのですが、ハイペースにやってしまうと自分の作品の建築資材と外からの輸入物で場所無くなってしまいます。
だから書いている途中の長編を非公開にしたんですよね。修正箇所はあるけど読む方に集中するためにしばらく触れないから、それなら人に見せるのは遠慮しておこうと。直すところを直さないヤツ、って思われたくないので。

まずは頭の中の片付けをせにゃならんということで。雲を見てどう感じるか、これって結構自分の中ではいいチェックだと思ってるんです。雲を見てどれくらい想像したのかが今の想像領域の余裕ってこと。
結局疲れを取るのが結論で現状は変わりませんが、よく分からないものがちょっと分かってきたよって話。
でも近況ノートは書けるし日記とかのエッセイは読める、なんでだろー……って思ってましたが想像の領域で考えてないからですね。人の思考であって世界を組み立てるとかしなくていいからなんでしょう。

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