創作論(?)のようなもの「小説紙風船 ~書くことは喜びですか?苦痛ですか?~」を過日公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887410278このところ、私生活や小説カクカクヨムヨム双方で段々しんどくなりまして、「なぜ私は小説を書いているんだったっけ?」と涙ながらに、恥ずかしながら我が来し方を振り返ってしたためました。
いままでプライベートに深く踏み込んだものは書かないようにしてきたのですが、これを書かないとしんどさを乗り越えられないような気がしたので、週末を利用して一気に書き上げました。
そっと置いてじきに引っ込める予定でしたが、存外に皆さまに読んでいただき、twitterやこのカクヨム上でお心のこもった数々のお言葉やご声援を賜りました。「猫メ けもの」さま、レビューをありがとうございました。まだお客様がいらっしゃるかもしれませんので、しばらくは公開のままにしておきたいと思います。
「紙風船」を機に、新しくいらした方が他の作品も(「螺鈿の鳥」)読まれて★まで頂戴しました。嬉しいことですね。
特に、「胸がしめつけられるように読んだ」「自分も同じ」と仰る方が何人もいらして、ああ、私だけではなかっただなと心強く思いました。
なぜ人は小説を書くのだろう?いえ、なぜ人は創作を続けるのだろう?
その問いの自分なりの答えを見つけるために、私は小説の紙風船を転がしながら宇宙を渡って行くことでしょう。
十全に人生に満足している人は創作をしようとはあまり思わず、何か物足りなさ、鬱屈、屈折、人生のままならなさを抱えている人こそが創作に向かう……とは、これまでも多数の創作者が語っています。
そうした人達の集まりは、ときに競い合いのためその尖った部分が互いに突き合い喧嘩になったりもしますが、同時に今回みなさまが私にかまってくださったことで、辛さや悲しみを創作で昇華させることによって乗り越えてきた心優しい、強い人が多いなと感じました。
そして、「紙風船」を書いたことによりスッキリし、濃い霧が晴れるように段々気持ちの整理がついてきたように思います。
いままでありがたくも沢山の応援を頂戴した分だけ、もっと良作をと必要以上に肩ひじを張っていたのかもしれませんね。
頭では「こうすればいい」と割り切っているけど心が納得できない葛藤、それが私の創作にはついて回りますが、これからは上手く付き合っていけるかもしれません。
また楽しくカクカクヨムヨムできそうです。
皆さまに深い感謝をこめまして。おやすみなさいませ。