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楽屋裏オーバー! #5

 現役時代はパワーフォワードでした。
 西山いつきでございます。
 ひさびさのサブタイトル解説回。


 ■『ポイントガード』
 作中で説明されていますが、バスケにおいて司令塔役となるポジションの名前です。
 『SLAM DUNK』で言うと湘北の宮城リョータや海南の牧紳一、海南戦における陵南の仙道彰などが該当します。
 日本人初のNBA選手である田臥勇太もこのポジションです。

 作中のエピソードとしては瞳メイン回。
 司令塔としての道を歩み始めた彼女ですが、ポイントガードに求められる能力は非常に多岐に渡ります。
 まずは体力つけよう。肉食え肉。


 ■『アンサー』
 作中で説明されていますが、茉莉花のバッシュです。
 より厳密にはリーボックのアンサー2。
 なんとなく茉莉花には黒が似合う気がします。
 それはそうと女の子たちに何はいたらいいか訊かれるって表現するとちょっと興奮しますね。


 ■『オフィシャルゲーム』
 バスケに限った用語ではありませんが、"公式戦"の意です。
 運動部やってる子たちにとっては年に数回の晴れ舞台ですが、言うほど爽やかではありません。
 なぜならトーナメントであるからで。
 トーナメントである以上、半数が1回戦で消える。
 冷静に考えてみれば当たり前の事ですが、意外と意識してない人も多いかと思います。
 その1回の勝利を得るだけのためにも、みんな必死なのです。


 ■『ティップオフ』
 "試合開始"の意です。"キックオフ"のバスケ版って事ですね。
 試合開始。そして明芳中女子バスケ部にとっては、初の対外試合という名のはじめの一歩。
 彼女たちの戦いはここから始まります。

 なお、明芳中女子バスケ部のユニフォームカラーは亀仙流リスペクトです。
 子供の頃は何気なく流し読んでいた亀仙流の極意、歳を食って含蓄を感じるようになりました。
 勝つためではなく、己に負けぬために修行に励む精神性。
 鍛錬により強く健康な心身を得て、そこから生まれた余裕によって人生を楽しむという考え。
 本来、教育の一環としての運動部ってのはそういうもののはずだよなーと思う昨今。

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