キャプシーヌ第5話「バザール」をUPいたしました。
今回は恥も外聞もかなぐり捨てて、大々的に自己PRさせて頂きます。
と申しますのも、小説を書くのは友未にとって詩や詩歌を書くことの1000倍も10000倍も大変な作業だからです。詩や俳句の場合は運が良ければ0秒で閃くこともありますが、小説の場合はどんなに短くても、どんな駄文でも0秒では絶対に書けません。まして今回のように中編になることが確実な作品の場合、遅筆で、気むらで、達成動機の低い友未が書き続けて行く意欲を保ち続けるには読者の存在が必須の条件になってまいります。皆様、どうか「キャプシーヌ」を読んでやってください。
https://kakuyomu.jp/works/16818093092383921153【キャッチコピー】
落ちぶれた地方貴族の青年と、魔性の娘の性を描く残酷とエロスの耽美譚
【紹介文】
とある近世ヨーロッパの内戦を背景に、地方貴族のひとり娘、キャプシーヌの奔放なエロスを描く残酷ロマン・ノベル。
えぐいです。Rー15注意。
魔性の娘というと、「男をたぶらかす悪女」とか「性的異常者」といったイメージがありますが、友未は少し別の角度から眺めております。サイコパスの気味悪さを越えた人間の不条理を耽美的に描きたいという趣向の物語です。後半、加速度的にえぐさ(単なるSMやエログロがかすむほどの)を増して行くため、必ずしも万人向けとは言えないかもしれませんが、少なくとも現時点では大して抵抗なく愉しんで頂ける文芸作品になっているのではないかと思っています。特に、たとえば ロジェ・ヴァディム監督の「血とバラ」のような耽美表現と、様々な物事や心理の綾なすパッチワーク的立体表現に努めています。
エンタメ的な甘さとも、純文学的な深刻さとも、かなり趣を異にするシリアスな作品ですが、普段、中、長編をお読みにならない方にも、ネオゴシック風の映画でも観ている感じでお試し頂けることを願っています。
下は、ガビー3号くんに描いてもらった第5話への挿絵です。