こちらは、小説家になろうの個人ユーザー企画のひとつ「共通書き出し企画」に参加した作品です。
共通の一文からはじまる物語を、各人がそれぞれ自由に紡いでいく企画でした。
▽共通の一文は以下の通り
それは、天上の白き宝玉と呼ばれていた。
*呼ばれている、と現在進行形にすることは可。
*ですます調にしたり、会話文として「」で囲むのも可。
冒頭の一文と対になるような形で、最後の一文が出てきまして。
ラストの文章のために、書いたようなものです。
今回のヒーローは騎士なので、真面目な人を想定していたんですが、書いていてもなんかちょっと違う。
無理して、いい子ちゃんを演じてるっぽくなるので、猫かぶるのを止めてもらったら、とても楽になりました(笑)
悩みとか自分でさくさく解決していくタイプなので、清々しかったです。
私が普段書くヒーロー、どんだけネガティブなんだろうかと思いました。
ロジェさんはいい奴です。
セヤの心情は敢えて省きました。ひたすら悲痛なだけなので、そういうのはいらんだろうと。
(だって、勝手に身体から力が抜けていくわけですよ。それも、いつ来るかわからないから、身構えられない。逃げる場所もない。未来もない。どうあがいても絶望)
発端が「童話的な世界を書こう」だったので、根底にあるのは「ラプンツェル」です。(だから塔に住んでいる)
こちらにも投稿している「いばらの魔女と呪いの王子」は、メリーバッドエンドといった雰囲気でしたが、今回は「めでたしめでたし」と付け加えて違和感のないハッピーエンドです。
小説家になろうの方で、素敵なイラストをいただいたので、おまけのSSを書きました。ついでなので、それも投稿しておきます。
SSのおかげで、なんか色々と設定が広がったので、いつか関連した話、もしくは続きを書くことがあるかもしれません。