カクヨムさんの画面が変わって、また覚え直さなければならんのかと頭を抱えました。ぎゃふん。
別の連載も更新中ですが、あちらは完結してからコメントするとして。
今回は、追加投稿のご連絡を記しておきます。
前回記事でご挨拶している作品に、新エピソードを追加いたしました。
それに伴いまして、章分けをさせていただいております。
もう一人の巫女姫であるジュスティーヌの視点でお送りする、裏事情です。
セヤの物語では明かされなかった、あれやこれやを書いておりますので、気になる方は目を通していただければ、幸いに存じます。
作品の第一話と、中間地点のPV数は、合わないものです。
私の場合、途中の回は、初回の三分の一とかが普通です。
にもかかわらず、この「堕落姫~」は、四話すべてに目を通してくださる方が多いという、奇跡的な作品となっております。
二万字ぐらいなので、長さ的にちょうどいいのかもしれませんが、どんな理由にせよ、ありがたいかぎりです。
裏話めいたことを、記しておきます。
(小説家になろうの方で書いたものを転記してます。面倒くさがりですみません)
ロジェに託された宝珠が、年数をかけて用意されたものであることは、書いた時から決まっていたことだったんですが、彼女がなにを思って過ごしてきたのかまでは、いまいちわかっていなかったのです。
今回、生い立ちからはじまって「貴族にとって、セフィドの巫女とはどういうものなのか」というところから、探っていきました。
ジュスティーヌは、脳みそお花畑なお姫さまではなく、ちゃんと「おかしい」と気づける聡明な人だと思ったので、こうなりました。
選ばれて、巫女として仕事をこなす喜びとか、そういう純粋な子ども時代から、現実を知って大人になっていく過程。
つまり、ロジェさんが城へ上がったころには、だいぶやさぐれた状態だったわけですね(笑)
けれども、それらを身の内に隠して、みんなが望む「セフィドの巫女」としての姿を保つ。
それが、彼女なりの誠意であり、セヤを守る方法だったのだと思いました。
ジュスティーヌ様、マジ女神。
セフィドの騎士というものは、上の階級に属する者にとっては「巫女を家に取り込む」手段とする考えもあります。
そうではない人も勿論いるとは思いますが、そのせいで、ジュスティーヌ様を口説くのはかなり大変なのではないかと思います。どんなに愛を囁いても「どうせ私が巫女だからでしょう?」って考えてますからね。すっかりひねくれてしまいました。
ロジェさんなら、そんなこと関係なくガンガン行くでしょうけど、セドリックにおなじことを求めるのは難しいような。
まあ、がんばってー(投げやり)
一度たりとて直接会うことはなかったので、セヤはジュスティーヌ様が自分のことを知っているとは思っていません。遠くから姿を見たことがあるだけです。
フェロン宰相以外のお偉いさんからは、巫女の陰であることを命じられていたので、自主的になにかすることもありません。
セヤが発見され、拾われたのは、七~八歳。
そんな頃から塔にいるのかと思うと、我ながらぞっとしました。洗脳で虐待だよ、これ。
セヤはめいいっぱい幸せになるべきですね。
ロジェさんなら、共依存にならず、セヤの手を引いて生きてくれることでしょう。
フォールへ戻ったあとは、のほほんとした日常を送ってもらうつもりなので、物語になるような要素がなさそうです。
とりあえず、ロジェさんの妹に「セヤちゃん」と呼ばれて、なつかれるぐらいでしょうか。
たぶん兄妹で取り合いになって、ロジェさんは母親にフライパンでどつかれます。
ちょっとだけ考えたのは、ジュスティーヌ様に代わって様子を見にやってきたセドリックに、「自分を連れ戻しにきたんだ」とセヤが勘違いして、せめて置き手紙させてほしいとお願いしてるところにロジェさんが登場して、
「なにがあっても俺が守るって言っただろ」
「でもね、あのね」
「いいから黙って守られてろ」
とか言い出して、セドリックが(俺はいったいなにを見せられてるんだろう……)と遠い目をするっていう。
そんな自虐的なセヤと、暴走特急なロジェさんが見たいです。