新選組×魂喰の歴史ファンタジー「虎と貂」を連載中。
せっかくなので、新選組について私の解釈や見解などお話ししていけたらと思います。
※超絶素人見解ですので、薄い目で、遠くを見るように楽しんでいただけたら幸いです。
今回のテーマは「尊王攘夷ってマジで何!」です。(感情があふれてしまいました)
もちろん文字通り
尊王→天皇を尊び
攘夷→異民族(外国人)をはらう
です。
この時の帝である孝明天皇は大の外国嫌い、加えて国民も異民族という存在にビビッていたでしょうし、尊王攘夷という思想が基盤にあったことは想像がつきます。
それでもがっつり尊王攘夷を掲げていた長州藩を天皇自ら京都から追い出すは、
攘夷を嫌がる幕府側に付きながらも尊王攘夷をうたう近藤や芹沢がいるは、
公武合体派と尊王攘夷派は敵対していると説く方もいるは。
(これらも全て一解釈、一見解です)
有識者様や歴史好き様の数だけ考え方が有るこの思想に私はかなり翻弄させられました。
しかし、物語を書くにあたって、だれがどういう考えでいるかは固めなければいけないと思いました。
そこで今回は
「S-1グランプリ2023 the final」presented by 明日乱!を開催いたします!
(ここではふざけていますが、本編は割とちゃんとしたシリアス風味になっております)
※「虎と貂」を書くにあたり、私が解釈付けた考え方になります。
話が長くなるので、サラッとライトに書いております。
☆S-1グランプリ the finalist!☆
Entry NO.1「choushu-han」!(長州藩)
我らこそが朝廷をお守りし、攘夷を果たしてみせる。と意気込むも、一部が過剰な行動を起こし京都の治安を悪化させる。
空回りし、ついには京を追い出される(言い過ぎ?)
「尊王」を盾に政権を握りたいだけ派もいるように見える。
しかし思い、信念はかなり強く、武力行使など強硬手段に出がち。
Entry NO.2「ISAMI KONDOH」!(近藤勇)
元々尊王攘夷などの思想が念頭にあったかは微妙。
新選組となり、色々な知識人の話を聞くにつれ国の情勢を知っていく。
一番は「尽忠報国」。それが尊王攘夷であるかはあまり問題ではなく、会津藩主松平容保のために尽くしたかったのでは?
Entry NO.3「KAMO SERIZAWA」!(芹沢鴨)
ただのヤ〇ザだと考える人も多いと思う(そりゃ素行を見ればね、そうなるよね)
でも元々尊王思想であった水戸の武家に生まれた芹沢です。その考えは染みついていたのではないか?と私は考えますが、
芹沢さんについては後日語りたいので、この辺で。。
Entry NO.4「KATAMORI MATSUDAIRA」!(会津藩主 松平容保)
幕府を受け入れてくれる天皇のため尽力したい。いい関係を築きたい。できれば長州藩とも争う以外の道を見つけたい。
尊王攘夷の考えは理解しているが、攘夷する気のない上様や考えがまちまちの諸藩や天皇との板挟み。辛い立場でもあったのでは。
Entry NO.5「KO-MEI TENNOH」!(孝明天皇)
確かに長州藩は尊王攘夷の鏡であるが、一部により物騒すぎる。
それよりも京の治安を守り、朝廷と幕府の懸け橋となる松平に信頼をおいていた。松平のおかげで(?)会津藩主体の幕府にも好意的で
できれば共に攘夷を果たしたい。しかしその思いが江戸まで届いていたかは。。
この様に同じ尊王攘夷思想がありながら、思いが一方通行だったり、見ている方向が違ったり。
志が強かったこの時代だからこそ水面下で渦巻くものも複雑ですれ違い続けたのかもしれません。
(志なんて結局なかった。という意見もありますが、私はロマンとして志を持っていてほしいと思うのです)
そして今回決戦に上ってこれなかった山南敬助と伊東甲子太郎ですが、尊王攘夷が心に根付いているものの
勤王に近い思いがあったのではと考えております。
以上、私が最初にぶち当たった壁「尊王攘夷」についての見解でした。
ぜひみなさまのご意見もお聞きしてみたいです!
史実をリスペクトした上で、妄想、捏造、ファンタジーをのせた(笑)
歴史ファンタジー「虎と貂」
お手に取って頂けたら嬉しいです。
「虎と貂」毎週火金更新
https://kakuyomu.jp/works/16817330653212607777