「ギルダ、あるいは百年の空白」第４章３話まで完了いたしました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330650654309052求婚、結婚式、とまあサブタイトルで展開がバレバレな４章でございます。とくに２話目など、サブタイトルでほぼほぼ内容を予告しておきながらそのものずばりのシーンがなくて、なんでやー！ってなった人がいたらどうもすいませんw これでも作者、頑張った方なのだと思っていただきたい……。
お相手となるメルセル青年ですが、元々プロットの段階では名前の設定がなく、それどころかリアンの宮廷生活についてももっとあらすじ的にさらりと流す予定でした。それがリアンが知り合いになった知人としてある程度きちんと人となりを描き込む必要が出てくると、じゃあこの人がやってる商売ってどんなだ？という所も書く必要が出てきて……と雪だるま式に掘り下げる必要に迫られるという調子で、4章前半部分のこの辺の下り、執筆自体難しかったわけではないですが一番想定外にボリュームが膨らんだことで、他のシーンとのバランスに難儀した下りだったように思います。
３話目もサブタイトルそのまんまの結婚式回。結婚式なんて初めて書きましたよ……もしかしたら今後も書くことがない貴重体験だったかも。この世界観における一般常識として結婚する時どうなんだ、という話なんですがそもそも現実社会の一般通俗にもそんなに精通はしていないのにそんなの書けるかー！ってなりましたがストーリー進行上書かずに流すのもどうかという事で、ここも作者頑張って書きました……。
ここまでリアン篇という形で実に平和なストーリー進行でしたが、次話からギルダに話が戻りまして、急にさつばつとした展開になっていきます。なんかもうしわけない……。