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無形のクラッジ 第二章最終話

第二章最終話公開しました。
不可思議な行方不明事件の解決です。

大団円にはなりませんし、彼女達の苦労や背負う罪の重さは変わらずあります。彼女達は、これからも懸命に生きていくでしょう。でも、今までとは違い、虐げられ、なす術なくそれをなすのではなく、お互い支え合って、自分で選択した物を頑張れるようになれるではないかと思います。みーちゃんも紬も、まだ成長途中なのです。

今回のお話は遊直をメインにしてみたかった、というのが大きいのですが、もう一つ、音だけの怪異というものを書いてみたかったのです。音はすれども姿はない、音のする元へ向かっても何もない。それでも、何かは起きている。とても不気味ですね。ちょっと形は変わりましたが、それが少しでも伝われば嬉しいです。

一つ付け加える事があるとしたら、紬一人では、例え想像の中でも父親を殺せないということです。それを強いたのは、みーちゃんなのです。そして、その経験は彼女に自立を促しました。これが良い事か悪い事かは、私にも分かりません。

そんな感じの二章でした。一旦、完結済としますが、また、あの世界を描きたくなったら、書くだろうと思います。その時はよろしくお願いします。

無形のクラッジ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054935812764

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