実験レポートを書かせる、という時間が年に何日かある。
書かれたものを読み、特に良いところ、あるいは直すべきところなどに赤でコメントを書いて返す。
書き慣れない文章に苦労した末(もしくは、最初からその苦労を避けるため)か、互いに似た文、似た内容が例年一定数ある。
他人の著作物から文章やアイディアを盗むのは許されない。他人と似たレポートを書いた本人も本当はわかりきっていることだろうが、改めてそれはいけないことだと注意する。
ところで、盗むことと類似の行為に「真似」がある。レポートを書くときに、他人が書いたものを真似るのどうだろうか。やはりいけないことだろうか。
実は、僕は違うと思っている。「真似」それ自体がいけないのではないし、むしろ、真似ることは大切な訓練のひとつだと思っている。
だから、いけないと言うときにどうすれば本質が伝わるかと、未だに試行錯誤している。
今回の文は何年か前に同じように悩んだときの覚書だ。
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Olympus OM-1, Zuiko 28mm 1:2.8, Ilford XP2 Super
(App filter, none; lens filter, Yellow filter MC-YA2)