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「23.目眩く捲る世界 〜それが好きな訳〜⁣」のノート



こんなことを書くと「だったらここに来るなよ」といわれそうだが…

スマホで読むよりも紙の本を捲る方が好きだ。

理由はたぶん、脳に染みついた固定観念だと思う。

持ち捲ることが手や指に感じられることで「読む」を実際の行動として認識しているのではないかと思う。


脳は案外保守的で、相当に「訓練」を積むか「日常化」しないと、過去にすり込まれた経験から脱却できない。

乗り物酔いはその好例で、「揺れ」に関して目と三半規管とで情報が一致しないことによる。その情報の乖離を徹底的に習慣づければやがて脳は慣れるから、酔いにくくなる。スケーターや体操選手などは訓練により克服するし、一般自伝でも日常的に車に乗ることが多くなれば酔いにくくなる。

つまり、僕にとっての本は、いまだに車慣れしていないようなものといえる。

ということは、スマホ読書に慣れ親しめば本は紙である、という固定観念は取り払えるのだろう。

ただ、そうしたくないとも思う。

「本は紙である」という感覚は心象風景のように残しておきたい気もする。

そして、同じことが、「写真はフィルムである」という感覚にもいえるかなと思う。




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使ったカメラ:⁣⁣Olympus OM-1
使ったレンズ:Zuiko50mm 1:1.8
使ったフィルム:Fujicolor 100
絞り値とシャッタースピード、内蔵露出計の指示値:f/5.6, 1/125, +3⁣⁣⁣
⁣⁣⁣⁣⁣(App filter, none; lens filter, none; no retouched)⁣⁣⁣⁣⁣
⁣⁣Date 2018.3.6 17:30⁣⁣⁣

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