皆様こんばんは。
在りし日に、いつか書斎のある家を建てるんだと意気込んでいた新井です。
執筆カロリーの高い戦闘シーンを書き終えたので、バリバリ読ませていただいてます。
12月の読書量、2.51M文字だそうです。まじか。
皿洗いながらとか、ちょっとでも目が空いてればずっとなんか読んでます。
実家にいた頃は本の買いすぎで建て替えの時、自室の床を私の部屋だけ厚くされました。
WEBでこの量を拝読できるとは良い時代になったものです。
ここ1週間は特に豊作で、すごく面白かった作品が幾つもあるので備忘を兼ねて、ちょっと何作かご紹介させていただこうと思います。
■老害対策法 (無雲律人様)
https://kakuyomu.jp/works/16817330663117984647カクヨムコン9、ホラー部門今週の週ラン3位も納得のすごい作品。
タイトルの通り、「老害対策法」が施行された世界線の物語。
老害つれぇわーって心の底では誰しもが一度は思った事あると思うんですよね。
匿名で通報し、匿名の投票によってその命の是非を問う。
ヒトコワ系の最高峰だと思いました。続きがすっごい楽しみ。
■7が3を殺した (ちくわノート様)
https://kakuyomu.jp/works/16817330666890846975「数字の7が数字の3を殺した」。概念殺人という不思議なテーマの作品。
概念の殺人という物凄く難しそう話なのに、読んでいて戸惑いがない。
それでいて読み進めているうちに感じる違和感、明かされる真相。
文章でアハ体験をしたような、物凄い読後感でした。
これは読まないと損をする作品です。マジで。
■マリーとバランタイン (黒江次郎様)
https://kakuyomu.jp/works/16817330666223370653スラング飛び交うハイスピード・サイバーパンクアクション。
まず世界観がやばい。
以下1話から引用させていただきますが、
「YouTubeとPornhubは互いに戦争しながら、それぞれの経済圏を確立している」
何喰ってたらこういう発想が出てくるんだろう。凄くないですか。
主人公はストリーマー。なんと賞金稼ぎです。
傭兵にストリーマーって振られたルビをこの先見ることはあるのでしょうか。
実は私、配信とかはあまり齧ったことがないのですが、それでも伝わってくるのがすごい。
地の文がまたお洒落で、読んでてすごく楽しいんです。
この方はルビの使い方が天才的だと思います。
■青は藍より出でて (雪瀬ひうろ様)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880343140幼い頃大好きだった女の子に「食べることは愛のしるし」という価値観を刻み込まれてしまった少年のお話。
透明感のある語りで綴られる、少しずつ膨れていくその価値観。
切なさとぞわぞわする感じが奇妙に共存する作品です。
■金の斧と銀の斧 (こくまろ様)
https://kakuyomu.jp/works/16817330667862592352言わずと知れた、泉の女神様のお話。
何を語っても読後感を損ねるので、何も言いません。
読み終わったと、あー!と言いたくなる気持ちが襲ってくるでしょう。
5分で読めます。その時間だけ、手を止めて読むべき。
■おとなりさんはメジェド様 (アワイン様)
https://kakuyomu.jp/works/16817139558557846520みんな大好きシーツの神様、失礼、エジプト神のメジェド様。
主人公の引っ越し先の、隣の部屋に住んでました。例のヤツ被って。
1話で5回は吹き出しました。
カクヨム読んでて吹き出したの初めてだったのに!5回も!
キャラクターがみんな可愛くてほんと好き。
妙にドライな梓ちゃんのキャラがまたいいんです、これが。
■レッカード 壊れた世界の呪装機巧《エキソスケイル》・《厄災の元凶》に妹を奪われた元脱走兵の運び屋が半人半機の少女型兵器と合体して怪物を《解体》する脳筋サイバネ異能アクションファンタジーSF (上原 友里@男装メガネっ子元帥様)
https://kakuyomu.jp/works/16817330666040110176これはよいエンタメ。
テンポがすごいんです。物凄く進みが軽快。
でも舞台が壊れた世界なんですよね。ポストアポカリプスなんです。
その重さをぜんっぜん感じさせないのがすごい。
それでいてチラチラ見えてくるんですよ、骨太な世界観が。
とっても楽しい作品です。
大豊作です。大満足。
カクヨムコン、実は拙作はあまり伸びてないんですが、それでも大変楽しく参加させていただいてます。
お祭りいいね!