永久凍土

　二十二世紀のＡＩ「演算思考体」が社会基盤のほとんどを担う未来。人類は外宇宙から襲来し、地上のあらゆる生命を捕食する「超越構造体」と十五年にわたって戦い続けていた。 　元ＯＬでブ…

第一回青い鳥文庫プロット大賞の応募作。 NOVELDAYSにて昨年夏に催されたコンテストで、児童向け小説用プロットです。 ちなみに第二回は今夏7月15日から開催中です。 http…

全身のホクロやくすみを徹底的に塗り隠し、まるで人形のようなモデルが出演する成人動画。 それを観た女性ライターの話。 人形偏愛症（人形愛）—— ピグマリオンコンプレックス。人形、…

本項はノベルアップ＋「異世界ファンタジー設定コンテスト」応募作品の転載です。 内容は世界設定のみのため小説ではありません。企画書のようなものとご理解ください。 ＊＊＊ 此処は…

此処は軌道エレベーター、静止軌道ステーション「ヘリオトロープ」。 わたしとザーリャは三万六千キロメートル先の地上に落ちる流星群を探す。 流れ星に願いを託すために。 三千字の短編…

夏休み初日、同じクラスの小野さんに花火大会に誘われる。 だけど、彼女が口にした見物スポットの穴場は「本校屋上のプール」。 僕は彼女に「ある借り」がある。 エキセントリック過ぎる彼…

バレンタインチョコレートにイケナイ薬を投入したら何故かヤツを錬成してしまって…… これこそが正しく運命《ニューフェイト》なのだと。 ＊＊＊ 五千字ほどのSFコメディです。

ボク達はヒトゲノムから複製された「二番目の人類」。 滅亡した人類文明の再興と引き換えに異星人の共同体と取り引きした。 それはボク達の時空の外側の存在、大銀河全域に及ぶ巨大な脅威「…

僕はヘカトン・ダイナミクス社のロボっ娘メイド、通称「ヘス」を契約した。 花びらのようなフリルのエプロン、ミニのワンピースに絶対領域が眩しいニーソックス。 前髪ぱっつんベリーショー…

入学して最初の課題、彼女は自らの裸体、〈ヌード〉を描いていた。 姿見を右横に置いて描いたと思われるポートレイト。 中目のワトソン紙に鉛筆によるデッサン。 ストローク感に乏しい微細…

わたしはやっぱり先生のことが好きなのだろう。 年が明けて間もない寒い冬の日、とある小さな画廊でわたしは先生と出会う。 先生がわたしの存在に気付いてギョッとした理由はすぐ分かった。…

失恋したわたしは傷心を癒すお決まりの場所、六甲山の天覧台へと向かう。 だが、突然そこで遭遇したのは半透明の謎の物体。 気がつくと半透明でネバネバした身の丈六メートル強の巨女になっ…

「おはようウィスパー。今日のご機嫌はいかが？」 　一言で言えば〈ウィスパー〉の思考は不安定だ。 　言葉の間隔が普段よりも短く次々に返す時もあれば、お喋りが気に入らないと塞ぎ込ん…

その塔が姿を現した時、人類は世界が本当に何者かによって造られたものだと知った。 だが、その何者かはおよそ五万年前に姿を消してしまった。何事も告げず、ただこの世界の全ての事象を編集…

『あ、あの先生に……描いて、欲しいんです』 「え……？　描くって何を？」 　彼女は再び声を詰まらせ、そしてその言葉を口にする。 『あの、もう一度、私を、です』 ＊＊＊ ＊…

「なにって、田中君、見てたでしょ！　私の胸！」 それは仕事の打ち合わせ中、山下さんと些細な行き違いから始まった。 抗いようがないその存在は男性諸氏を深淵の問いかけへと誘う———。…

残業中、僕は彼女にある雑談、インスタグラムに写る「宝石のような瞳を持つ彼」の話を持ちかける———。 2000文字程度の短編です。 引用した盲目のフクロウ・ゼウスのInstag…

「は？　朝からセクハラですか、先生」 いつも私を困惑させる先生。勧めてきたのは女物の下着である。 聞けば観測するかしないかで振舞いが変わる「量子パンツ」。 先生は一体何を考えてい…

僕は残業帰りにアダムスキー型円盤と遭遇、直後に意識を失った。 覚醒すると目の前に現れたのは、何故か弊社総務の斎藤さん。 女神コスプレの彼女に「銀河を救う勇者になって」と頼まれる。…

襲来する巨大脅威にロボット兵器で対抗している世界で、元ＯＬのポンコツ主人公がエースパイロットの少年と出会って心を開かせるまでのお話。 あらすじ 二十二世紀の超ＡＩ「演算思考体」…