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中世の鎧の機動性の話 と ◆お気に入り動画◆(鎧編ならぬ鎧変!!)

 またもや続けて語りたくなってしまいました。
 ファンタジー好きの方達なら、もう知ってらっしゃると思いますが、私め青田は、結構最近まで『中世ヨーロッパの鎧はとても重くて、落馬したら1人で起き上がる事が出来なかった』という説にただただ『?』だったのです。

 確かに何十キロも重いようですが、映画やドラマじゃあんなに動いてるし、鎧着てのレスリング技なんかの歴史本も残ってる。
 そんな身動き取れないわけないんじゃない?

 と、思っていたら、そういう恐ろしく重くて、ガチガチに動きが固定されていた鎧って、まさしく落馬するあの『馬上試合』用だったんですね(@ ̄□ ̄@;)!!
 納得です。

 何しろ試合とはいえ、ガチンコ勝負。怪我どころか死ぬかもしれない。
 だからガチガチに硬くて重い機動性に乏しい鎧になったと。
 そういや、絵本(?)で馬上試合で兜が歪んで取れなくなって、鍛冶屋の叩き台に頭を突き出す騎士の絵っていうのがあった。
 そんだけ激しいって事ですもんね。

 その説が普段の戦闘用の鎧の話と混ざっちゃったのかあ……。
 恥ずかしながら最近知りました。

 なんでこんな事を言いたくなったかというと、
結構この『鎧=起き上がれない』説が当たり前のように多くて、某大御所作家さんの最近の作品にもこのネタが使われていたからです。
 つまり『落馬したところを狙われたら一巻の終わり』
 逆にファンタジー物とかならそういう設定でもいいんですが、これがちゃんとした歴史もので……。

 編集とかアシスタントさんとか、誰かチェックしなかったのかな。それともストーリーの歴史の方にばかり気がいってたのか。なんにしても単行本になっちゃってるよ。
 う~ん、重箱の隅かもしれないけど、一コマに『この頃の鎧は重くて――』とか注釈入れちゃってるからなあ。
 歴史モノって本当に難しい……。

 普段鎧なんて着ない平民やひょろい現代人だったらキツイけど、兵士はアスリート。
 鎧着て走る、側転・前転する、馬に飛び乗る、色々やれてました。
 そんな実験動画(?)もあったし。(まさか ソレ用に軽い代物じゃないよね?)

 で、そんな中、ちょっと気に入った動画が。

 鎧好きは世界中にいるし、『甲冑バトル』なんてテレビ番組もあるくらい、剣と鎧は男のロマンです。
 だけどね、わざわざジムでその恰好でやらなくてもいいんじゃないかと思う。
『Knights in gym』
 まさしくそのまんまやん、と唸りたくなる。
 騎士たちがジムで体を鍛える動画です。

 もうツッコミが間に合わんっ(笑)!
 全身が入室不可みたいな姿なのに、更にメイス持ってる奴までいる。
 何に使う気だ?? ここに運動しに来たんだよね (;゚Д゚)?!

 よく貸したなこのジムも。

 そして、ヤダっ 凄い楽しそうっ \\(≧∇≦)//
 このジム行きたいっ!

 なんだか『キン肉マン』の超人たちが集合してるみたいな雰囲気だ。
 本当にバッファローマンみたいな奴もいるし(笑笑)
 しかも各国色々な時代の鎧がなんだか可愛い。
 それぞれの御国柄が出てる。

 昔電車で隣に乗って来た、髭モジャ外国人のオジサンが、黒ベレー帽、黒革ジャケットに赤のタータンチェックのスカート(膝上)を履いていたのを思い出す。
 これが日本人ならちょっと引くかもしれないけど(失礼)、ブラウン髪の白人さんだと自然でとてもダンディでした。
 スコットランドから来たのだろうか。
 寒い冬の日なのに女学生並みにハイソックスで寒くないのかなあと思ったけど、ブラウンのアルパカのような足毛が凄かった。クルクル巻き毛なんだもん。
 すいません、ついチラ見してました……(´×ω×`;)

 で、話戻って動画の話。
 いや、みんなで鍛えようぜっていうモチベーションアップにはいいかも。
 鎧着てレッグプレスとか、かなりキツそうなのに、更に鎧仲間が『hurry up』とばかりにやかましそう。
 ベンチプレスの横でメイス持ってる奴が、地味に圧をかけてくるし。
 鬼教官でもやらないだろ、メイスって。

 そしてやっぱり負担が当たり前にグレート (^▽^;)
 そりゃグロッキーも出ますわね。
 ちなみに脱落者はイタリアン(鎧も)さんでした。
 やっぱりイタリア的レッド(笑)可愛かったけど。

 最後はシャワーで汗を流しにって、バッファローマンあんたかいっ。

 という訳でついつい何度も見てしまう動画です。
 興味のある方はどうぞこちらから ↓

『Knights in gym』
https://www.youtube.com/watch?v=Fa2irrYK09w

8件のコメント

  • 青田 空ノ子様
     拝見致しました。この動画笑える(≧∇≦)
     何故フルプレートでトレーニングなのか? は置いといて? 最後はシャワー室までフルプレート。 外人恐るべしです^ ^
     
  •  商用の小説でも、結構出鱈目な思い込みが多く乗ってますよね。
     日本の時代小説だと、もっと酷い事になってます。
     編集さんとかは、別に中身は読んでないんじゃないか、と思えるくらい。
     
     フルプレートなどと呼ばれる鉄の全身鎧ならば、戦にも出ていたようで、重くてもある程度動けたようですが、関節部分も鉄板で補強したスート・オブ・アーマーやスーツアーマーと呼ばれる物は基本、儀式儀礼用だったようです。
     偉い貴族のお坊ちゃまなんかが来ていたそうです。
     なので、ほぼほぼ戦には参加せず、戦場でも安全な所で見てるだけだったりで、完全に見た目だけの全身鎧だったようです。
     実際には参加しないので、戦果を上げられないお坊ちゃま達の、アピール合戦で、馬上槍試合ができたそうです。
     
     シルクの服に、柔らかい革の鎧を着て、鎖帷子を着てから鉄板の鎧を着ていたそうで、ほぼ鉄ゴーレムですね。

     ですが、実際に中世で見て来た訳でもないので、そういう説もある。というだけだったりもします。
  •  カダフィ様 ようこそいらっしゃいませ。

     そうなんです。何気に豪華でしかも面白いのです。
     この感覚、アメリカ人かと思っていたら、別のスタッフ紹介映像で
     全員バラバラのヨーロピアンでした。英米いないし。
     まあ、本当にアメリカ人だったら、もっとヤンチャになってたかもしれませんね(偏見かな?)

     私も日本代表として参加したいものです。足軽で。
     いや、フル鎧は重過ぎるので(ヘタレた)雑兵からやります(笑)
     
     そしてバッファローマン(ドイツ製アーマー:本人はチェコ人らしい)、
     あれじゃデッキブラシで牛洗ってるまんまです。
     資料映像としてではなく、こういう楽しいのも良いものですね(^▽^)
  •  とぶくろ様 ようこそいらっしゃいませ。

     フルプレートと一口に言っても、更に上があるのですね。
     動けなければ戦場では実用向きじゃないだろう、と思っていましたが、
     なるほど、お坊ちゃま用ですか。

     ちょっと離れたところで自分は見てるだけで、戦さに参加した事実だけを残す。
     無能な司令官(お貴族様)とかにもありそうです。
     そういうのが思わぬ反撃とかで、奥まで攻められてしまって、逃げようとして馬から落ちたところをヤラれた。みたいなところが絵に残ってるのかもしれませんね。

     矢が当たっても怪我しないように、保護でガチガチな鎧になってたら、ハルクじゃない限り1人で起き上がれないかもしれません。
     国や時代、場所や儀礼用でも変わってきますしね。
     とにかく鎧はみんなこうだっと、一口には言えないという事ですね(^▽^)
     情報有難うございます。やはり鎧は面白いです。

  •  鎧となると中世ファンタジー……という印象ですね〜。『ベルセルク』の書き込みは凄かったんですが……原作者さんの他界が惜しまれます。

     鎧はやはり動けないと困るので結構薄手だったりパーツが少なかったりしていたとか……。それでも細剣では通らないので関節部を狙うのが定石だったみたいですね。または重いもので叩くか叩き斬るか……。
     私が気になったのは盾でした。只でさえ重い鎧に盾と剣はもう筋肉痛なんてものじゃなかったのでは……と(笑)。まぁその辺りはちゃんと軽量だったと後に知ります。

     ファンタジーの世界ではその軽量があまり触れられない場合がありますよね。考えられる答えは“異世界人は身体能力が以上に高い”でした。想像すればわかりますが、ドラゴンと戦う人が居る世界ですし……現代人が異世界に渡ってチートするのは何らかの恩恵が無い限り大変な話ですよね〜。

     少なくとも銃は効かない気がします(笑)

     日本の鎧なんて基本は皮と布ですよ〜。鉄の鎧は薄いか、若しくは儀式というか見せる為のものだった様です。
  •  赤村雨享様 ようこそいらっしゃいませ。

    『ベルセルク』の作者様亡くなってらしたんですか(◎△◎;) !
     全然知りませんでした。
     三十何巻目くらいからご無沙汰してて、いつか気が向いたらまとめて読もうと思ってたのに……未完で終わってしまったんですね。
     残念な想いと共に、作者様のご冥福をお祈りしたいです。

     色々な鎧がありますが、流石に『ベルセルク』みたいに叩き切る事は出来ませんね(^_^;) アレはアレで説得力があったのですが。
     石弓による矢とか槍とか、一点衝撃みたいなのは貫けたようで。
     中東には対十字軍用なのか、太い鎧通しのような剣とかがありました。
     それでも楔帷子を突き切るぐらいでしたが。

     『盾』の件は恥ずかしながら、始めあまり考えてなかったのです。
     どうもその辺の感覚が日本人なのか、両手で剣持ったら使えないという頭しかなかったので……(-_-;)  大事ですよね、盾。

     確かにあの装備に剣と盾持ってたら、腕が筋肉痛になりそうです。
     よっぽど鍛えていたのでしょうね。
     ある40代で没した騎士の骨を調べたら、右腕の方が長くなっていたそうです。
     子供の頃から剣を振っていたのでしょう。

    『ドラゴンと戦う人が居る世界ですし」
     ああ、まさしくそうですよね!
     もう平和ボケした日本人なんか、ぽろっと転移したら一時間生きられるかわかりません(笑)
     運よく街に出現しても、不審者としてすぐ捕まって牢獄行きです。

     前にあるマンガでタイムスリップした男性が、すぐに捕まって散々な目に遭うのですが、なんとか英語が出来たので、英語の話せる領主とやっと話せて取り入るという話がありました。
     場所はオランダかどこかで、英語圏ではない国。
     まず言葉が通じないと大変です。

     特典(チート能力)もらわないと、転移した意味がなくなりますね( ̄▽ ̄)

  •  私の作品への評価、度々もありがとうございました!

     そろそろ『異世界★探訪記』へのレビューをと考えています。カクヨムってあまり早く評価すると何かと勘繰るようなのでしっかりと読ませて頂いてます(笑)

     目に付きそうな時間帯にて評価させて頂く予定ですので、今しばしお待ちくだされ!
  •  赤村雨享様 どうもいらっしゃいませ!

     こちらこそ一行レビューで申し訳ないです。
     色々書いてしまうと、ネタバレに繋がりかねないし……などとシンプルになてしまいました。

     御作『オカルト研究部の怪奇録』は、軽い気持ちで肝試しにいく人に、
    迷惑ユーチューバー並みに迷惑かける可能性があると、ぜひ見て欲しくてレビューしたのですが……そうですよね……(-_-;)
     打ち上げる時間帯を考えてませんでした……。あぁぁ……。

     拙作のはまだこれから鬱展開もありますし、本当にお気になさらずにいてくださいませ。
     もちろん頂ければとっても嬉しゅうございますが、気が向いたときで結構です。
     
     ちなみに『あまり早く評価すると何かと勘繰る――』
     なるほど色々気を使わなくちゃいけないのですね(^_^;)
     でも確かにある程度読まれてから評価を貰った方が、ちゃんと読んでくれてると感じられて嬉しいかもです。
     まあ、どっちが先でも結局嬉しいのですが( ´艸`)
     お気持ちどうも有難うございます。
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