応援やお星さま等々、いつもありがとうございます!
絶賛ヨムヨム中につき、今回皆様のところへお伺いするのでなく、こちらで御礼を申し上げさせていただきます。感謝でいっぱいです。
節分を終え、新しい年の幕開けですね。
春分のこのタイミングでMACKさんが『二十四逝記』のレビューを書いてくださってビックリ。ありがたや〜
https://kakuyomu.jp/works/16816700428537778192/reviews/16817330650439295083しかも……そうなんですよ。
私、これを書く時に兼好法師を意識したんですよね。実は。
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さて昨日ちょこっと奈良へ行ってきました。今更?
お休みだったし、ちょっとした用があって。
で、服も売ってる八百屋さんで『祝蕾(しゅくらい)』という春を見つけました。
繰り返し足を運ぶと、こうして何か発見がある。
アブラナ科の祝蕾はアスパラやブロッコリーみたいな食感で、高菜のようなピリ辛ホロ苦な味覚。一般には『子持ち高菜』と呼ばれているとか。奈良の種苗メーカーが育成して、十数年前から全国で種苗の販売を開始したそうです。
どれくらい野菜として流通しているんだろう。
皆様はこの珍野菜にお目にかかったことはございますか?
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さて②
先日公開したご当地小説『朱鳥の鳴くころ』は、現実の奈良を舞台にしています。
観光地として『表向きに見せようとしているものにばかり目が向きがち』かなと思いまして、今回『目立つものを通り過ぎた先に、そこで生きる者たちの暮らしがある。それが人でなくとも』といったお話を書きました。
実際、奈良の街では色んなものが共生しています。
たぶんですが、鹿にせんべいやって、一応大仏も見て(世界最大の木造建築物も見て〜)、奈良公園に立ち入ったら、うわ!糞だらけやん、がお決まりコースでしょう。駅前にある噴水なんて、誰の目にも留まっていないかもしれない。
でも大仏殿へ向かう者たちを行基さんは駅前から見守っていますし、ルリセンチコガネという所謂フンコロガシ(エジプトでいうスカラベ)は、大仏より古くから鹿と共生しております。きれいなブルーのちびっこです。
ちなみに、ならまちにはマニアの方が運営する糞虫館という特化型の昆虫館までありまして(マジです)。瑠璃色や新緑色の宝石みたいなフンコロガシが、ショーケースの中で煌めくラグジュアリー空間を想像しています。まだ行ったことないから、あくまで想像。
あ、仏像だって想像の産物ですよね。
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本作では色々な菩薩が登場しますが、『精進を重ねて人と仏の中間のような境地に達している人』を『菩薩』というのかな、という解釈です。
だから何も仏像が街を闊歩しているわけではありませんよ。
行基菩薩も実在した方だし、菩薩のような人なんて表現もありますしね。
で、その行基さんが身を寄せていたと考えられているお寺、薬師寺にちなんで、薬師如来と呼ばれる方にもご登場いただきました。仏界ではお医者さん(特に眼病の)ですが、ここでは……? 乞うご期待。
『東方浄瑠璃世界』という浄土からやってきて、あの世や来世ではなく『現世』での苦しみから救ってくれる仏、というのもポイントです。
インドに由来する医食同源という概念もうっすら取り入れました。
奈良は古来より薬草(ハーブ、スパイス、薬)や精進料理、大和野菜の栽培などが盛んということで。
私は仏教に、何なら奈良にも深い造詣があるわけではありませんが、程よく近すぎず遠すぎずの距離にあるものは、やはり程よい興味を持って眺められるもんですね。
ということで、チャオ! ( ´∀`)bグッ!
【写真】奈良によくあるモチーフ
下のアイスの写真は以前にも載せた気がするけれど、上のような菓子は土産物でよく見かけます。多くは豆菓子で、醤油味、味噌味、ココアパウダー、チョコレートコーティングなど様々。豆菓子以外にチョコ餅なども。
もっと直接的な商品名のものの方が多いです。笑
ちなみに鹿せんべいは、鹿専用、人専用と別個に存在します。
用法をお間違いなきよう。