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アレ (注意:きょうはとくに長いよ!)

・さて、とつぜんですが、クイズです。
 ある方の小説を読んでいて、私はわからなかったのですが、聡明なみなさまは、下の〇〇に入る言葉がおわかりでしょうか?

 〇〇と坊主は年寄りがよい。

 答えはいちばん下に載せておきます。


・きのうは、前々から言いつけられていたので、一日、祖母の介護をしていた(プラス、犬とうさぎの世話)。
 祖母はまだ元気で、生活のサポートはあまりいらない。介護というよりは、なんでも自分でやろうとするので、危険なことをさせない見張り役の面が強い。手が届かない花瓶を取ろうとして、ふろおけのうえに乗ろうとするのを止めたりするのが仕事である。
 そんな祖母の介護でいちばん困るのが、寝ているのか、アレなのか、わからないときがあることだ。年齢的には、いつアレしてもおかしくない年齢であり、私も含めて家族も覚悟はすでにしているが(たぶん、本人も)、私がひとりで介護しているときにアレしてもらっては困るのだ。
 だから、祖母がリビングでうたたねをしているのを見かけると、毎回ちょっとドキドキする。アレじゃないよねと。
 祖母と合わせて、犬とうさぎの世話も仰せつかったわけだが、犬は問題なかった。きのうは機嫌がよかったらしく、散歩も嫌がることがなかった。鳴かなければかわいい犬だ。
 問題はうさぎのほうだった。
 我が家のうさぎは贅沢者で、昼間を過す広いゲージと、夜寝る用の狭いゲージのふたつで生活している。
 夜になり、広いゲージから狭いゲージに移そうとしたのだが、私をテリトリー荒らしと認識したうさぎは非常に攻撃的で、指をかまれかねなかったので、ゲージを移すのをあきらめた。うさぎ、怖い。家人に呆れられたが、怖いものは怖いのだから、しかたがない。
 そういえば、ひとつ、ちょっと怖い体験をした。祖母は機械類がまったくだめで、テレビのチャンネルを変えることができない。そのため、私が代わりに変えていたのだが、夜、変えた記憶がないのに、チャンネルがNHKから時代劇専門チャンネルに変わっていた。だれが変えたのだろうか。なぞである。

・タバコを買う金がないという話はたびたびしている。
 きのうは、使っていない口座に千円眠っていることに気がつき、タバコを買うことができて、有頂天になった。忘れていた私、ありがとう。
 その後、僥倖に僥倖が重なり、きのうは夕食代と見守り代ということで、野口英雄先生を十枚もらった。給料日前の、私の金欠を案じて、色をつけてくれたのだろう。ありがたい話であった。これで、KACが終わるまでは、タバコに困ることはなさそうである。本を買いさえしなければ。


・きのう、コメント欄でやりとりして、國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」の文庫版が出ていたことを知った。スピノザが表紙だったが、私は単行本の表紙のほうが好みである。赤いやつ。いま、文庫版のサンプルをダウンロードして読んでいる。おもしろければ、再読する。
 買った「暇と退屈の倫理学」は表紙が汚れてしまったので、売らずに倉庫へ置いておいた。それを母が拾って、コインランドリーに行くときに読んでいたらしく、ある日、内容について質問され、どういうわけかドギマギしたのをおぼえている。母親と哲学の話をするのは何だから照れくさい。あまりない経験であろう。みなさん、家族と哲学の話をしたことはありますか?


・体育の授業で運動が嫌いになる人が多く、それが国民の健康を維持するうえで障碍となっているようだ。国民に健康的に過ごしてもらい、医療費を下げるためには、日ごろから運動に親しんでもらう必要がある。体育の授業の問題は、ばかにできない話なのだ。
 体を動かす楽しみを植えつけることを第一の目的とした、授業の改革が求められている。
 いまの体育の授業は、明治の軍隊教育から派生したものであろう。これはいまの世の中にふさわしくない。体育で競争する必要はあるまい。どうせ、社会に出たら、否が応でも競争させられるのだから、学生時代くらい、のんびりさせればいいものを。
 私は、体育の授業が大嫌いだった。とくに球技! ミスしてみんなに迷惑をかけたときのことを、いまでもたまに夢にみる。いま、書いていても、嫌な気分になる。


・星新一はオチありきの作家に思われているが、私は何度も繰り返し読んでいる。私が星を好きなのは、切れ味鋭いオチではなく、その文体なのであろう。読み手を拒絶する、冷めた文体。私の目指すところだ。


・また、あまりにも読まれないので、近況ノートでぶちぎれている人を見た。気持ちはわからぬでもない。近況ノート一覧が、人間観察の場となっている、きょうこのごろ。


・ファンアートなんて、もらったことがないし、これからもないであろう。そこで疑問なのだが、趣味ではないイラストをもらったら、どういう気持ちになり、どう対応するのだろうか。複雑だろうな。私には関係ないが。まあ、もらえれば、なんでもうれしいか。善意のかたまりみたいなものだからな。


・「彼」という言い方は、幕末に復活したそうなので、江戸時代には使われていなかったのかしらん。江戸時代の俳句や和歌には出てくるのかな。ちなみに、幕末から明治初期にかけての「彼」は、He、Sheを区別せずに使っていたとのこと。高島俊男が言っていた記憶。


・滾々は、こんこんと読む。


・昔の彼女の匂いがふとして、死んだかなと思った。
 という話を以前書いた。
 きのうは、口の中に、彼女の味がした。はたして・・・・・・。
 未練は全くないが、きれいな別れ方をしなかったので、よく記憶に残っている。わるいことをしたと、いまでも暗い気持ちにときどきなる。


・marisさんの【エッセイ】ポンタの旅立ちにレビューを書いた。

猫、その生と死
https://kakuyomu.jp/works/16818093073220148680/reviews/16818093074097249569

 猫が飼いたい。キジトラがいいなあ~。


・書いた短編

「900文字クッキング~チキン南蛮篇~」
https://kakuyomu.jp/works/16818093074089997463/episodes/16818093074090192471

 悪意にまみれた駄文だが、思いもよらず、親しい人たちからの評判はよかった。類はと・・・・・・、ごほん、ごほん。

 すてきなレビューもいただいた。
雪の香り。さん「な、なんて怖い小説なんだ……(ガタガタ震える)。」
https://kakuyomu.jp/works/16818093074089997463/reviews/16818093074096369980

 そんな雪の香り。さんの作品
「【KAC20247】専門学校の新聞部に頼まれて書いたコラムです。」
https://kakuyomu.jp/works/16818093074098808399/episodes/16818093074098947150

 私の作品は読まなくてもいいので、この作品を読んでください!


・書いたエッセイが、週間ランキングの1位になった。最初で最後の壮挙である。

『速読過ぎてBANされている人がいます。対応が「トリあえず」ではないか?』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073920391967/episodes/16818093073921136203

 たくさんの方に読まれて、星は130にもなった。私が一目置いている方から評価してもらったり、コメントをいただいたりした。
 ちょっと読まれ過ぎな気がするし、いちばん星が多いのがエッセイというのも個人的には嫌なので(なにげに暴言)、折を見て、削除しようかな。運営の誰かも見てくれただろう、たぶん。
 しかし、削除すると、自分の文章はいいとして、レビューとコメントが消えちゃうんだよね。それはいけないことのような気もする。
 なんにせよ、こんな告発文もどきを多くの方に読んでいただけて助かりました。
 速読だとBANされる可能性があることを知らない方もいらしたので、啓蒙活動になったようで、その点はよかった。なんにせよ、よい方向に動いてくれるといいのだが。


・KACの七回目のお題は「色」である。エッセイと連作短編のつづきを書く予定。
 連作短編のほうは、書きたい話にちょうどよいお題であったため、助かった。私は運がいい。きょう、書いて、あす、投稿する予定。

連作短編
Procambarus clarkii Ⅰ
おじちゃんと私(一)
https://kakuyomu.jp/works/16818093072867921527/episodes/16818093072893808768



・クイズの答えは「医者」でした。ではでは。今日も一日、ご安全に。長々と失礼しました。

8件のコメント

  • おはようございます。

    クイズの答え分かりませんでした。
    分かるひとはいるのかしら?(説得力は感じましたが)

    わたしの知るかぎり、「彼」を使った往時の和歌や俳句はありません。

    わたしはそもそも哲学の素養がなくて、その話しをできません。
    「実存は本質に先立つ」などと聞くと、そんな分かりきったことを勿体ぶって言って恥ずかしくならないのかな、と個人的に思います。
  • ・青丹さん

     おはようございます。
     いつも、楽しいコメントありがとうございます。

     クイズ。むずかしかったでしょう?
     手元の辞書には載っていませんでした。

     「彼」の件、とても助かりました。
     ご承知かもしれませんが、きのうの青丹さんの文章から連想した疑問です。直接、聞いてくれよと思われたら、すみませんでした。困らせるかなと思って、自重しました。

     ふふふ(笑)。私も、恥ずかしくないかなと思ったくちです(笑)。何なんでしょうね、哲学って。「暇と退屈の倫理学」は表紙につられて買いました。インテリアにいいなと思って。そうでないと、哲学書なんて基本買いません。初期のプラトンは好きですけどね、小説(物語)として。

     ではでは~。今日も一日、ご安全に!
  • クイズの答え、医者だろうなと思いました。

    ただ、お年寄りのお医者さまはどうかと思います。聴診器の手が震えていたり目がよく見ないとかいいながら診察してる先生いましたからw

    子どもが小さい頃、近所にあった老姉妹がやっている小児科醫院の玄関に、10月頃になると「予防接種はじめました」と手書きの張り紙が出てました。
    時期的にインフルエンザなんだろうなと思いますが最初みたときは何だろう、というか冷やし中華な感じが笑えて写メ撮った記憶がありますw
    当時80歳の女医と78歳の看護師さん姉妹、どんな人生だったんだろう。

    長文失礼しました。
  • ・日間田さん。

    おはようございます。
    ヤギは元気でしょうか。噛んできたりしませんか?
    うさぎ、怖いっす。

    すっごい、その話わかります。
    私の祖父は、おじいちゃん先生の誤診で、死にかけました。
    その先生には、おしりに注射を打たれた記憶が……。いまでも打つのかな、おしりに注射。

    その姉妹の人生は気になりますねえ〜。現代ドラマになるかも。

    しかし、よくわかりましたね。医者と坊主。わたしはまったくわかりませんでした。いつごろから言われていたんでしょうね。

    こちらも、長文失礼しました。ではでは〜。
  • ウサギは意外に武闘派ですね。噛むし蹴るし。
    最初のクイズはわかりませんでした。
    ファンアートは気持ちが嬉しいですね!
  • ・歌川さん

    こんばんは。

    ウサギ恐怖症です。何を考えているのかわからない挙動!

    クイズ、むずかしかったでしょう?
    そもそも年をとった医者は、ちょっと不安になりませんか?

    歌川さんは素敵なイラストを使ってますよね。人徳。

    ではでは〜。
  • 週間1位おめでとうございます🎉✨
    (すみません。宣伝だと思われたら嫌だったので、★をいれていませんm(_ _)m)
    素敵なレビューをありがとうございました!
    とても嬉しいです( 。•᎑•。)
    ウサギ大好きなんです♡
  • ・marisさん

    おはようございます。
    コメントありがとうございます。

    頭をなでてほしいらしいですが、ゲージから出そうとすると暴れます、ウサギ。困ったものです。
    ではでは。
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