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今はもうない

・お小遣いが尽きた。なぜ、先月はあんなにあったのに。それは使ったからだよう。
 タバコがないと文章が書けない。そのタバコが買えなくなるので、KACの参加はむずかしくなった。この近況ノートも書かなくなるだろう。タバコはおそらく女性だな。ああ、我がミューズ。さようなら。


・井上陽水のMake-up Shadowを聴いていて思ったのだが、メイクは作るという意味で、化粧には化けるという字が入っている。なかなかおそろしい言葉だ。
 しかし、いまだに、女性は化粧を強要されている部分があると思う。早く取り除かれるべき慣習であろう。性別問わず、やりたい人がやればいい話で、女性だから云々は、もうおかしな時代になったはずだ。


・タバコ代捻出のために、コーヒーを飲むのをやめたら、一日中、眠くて仕方がない。きのうは夜十時に寝て、ちゃんと起きたのがきょうの昼二時。まだ眠い。
 寒いのも一つの理由であろう。あられが降ったらしい。あられといえば、Dr.スランプ。鳥山明先生、お疲れさまでした。


・飼育放棄された犬をもらってきた家人が、今度はうさぎをもらってきた。飼育環境を見て、義憤にかられたとのこと。義女であるなあ。ちょっと触ってみたら、もふもふしていた。猫の毛ほどではないが気持ちいい。ふと、大地震に見舞われれば、食料になるなと、不穏なことを考える。天災は忘れた頃にやってくる。日ごろの備えが必要。


・未来予測や新技術などに重点を置きすぎたSFは、小説の形を取らず、論文の形にしたほうがよいように思う。ということは、たとえば、作品にヒューマンドラマを織り交ぜたりすることになるのだが、そうなると、自分の体験というものが小説づくりの役に立つ。
 これが、体験したことしか書けないのならば、SFはどうなんだという問いかけに対する、私のひとつの回答である。技術は進んでも、人間の思考や行動パターンはあまり変わらないと思うのだ。


・誤字脱字に目くじらを立てるのは、おとなのすることではないが、引用しておいて、二か所もまちがえるのは、なかなかである。

鎌倉幕府の成立年が1192年から1185年になった理由
https://www.juku.st/info/entry/1246

おもしろそうな内容なのに、引用の漢字をまちがえられて、一気に信用できなくなった。読んでいいのかなと思う。残念な文章である。


・KAC第三回目のお題は「箱」。
 連想したのは、星新一の名作「包み」である。
 ある芸術家が、ひょんなことから、包みを預かることになる。
 その正体不明の包みは、「なにが入っているのだろう」と、芸術家のインスピレーションの源となり、数々の傑作を生み出す。さて、その包みの正体は・・・・・・。
 アイデアは星新一らしく、文章もよい一品。ぜひ、ご一読あれ。

 連作短編は、「箱」というお題に苦戦中。箱を出すのは簡単だが、それが作品の核につながっていないといけない、箱を中心に物語が動かないといけない。むずかしいなあ。むりだなあ。それでも、今日中には書く予定。なぜなら、タバコがきれるから。もう、明日は書けないだろう。

Procambarus clarkii Ⅰ
https://kakuyomu.jp/works/16818093072867921527/episodes/16818093072893808768


 ではでは。あと半日、すこやかに。

2件のコメント

  • >技術は進んでも、人間の思考や行動パターンはあまり変わらない

    星新一を読んでいるとほんとうにそう思います
    『声の網』、固定電話なのがかえって寓話性を作品に与えていて
    いま起こっていることをそのまま見ているようなこわさと
    同時に人間のとほほなかわいらしさみたいなのも感じますね
  • ・小山さん。

    こんにちは!

    本当にその通りですね。
    それにしても、「声の網」は死後に評価を高めましたね。
    ショート・ショートにも、未来を占ったような作品が多くあります。そこから興味を持ってもらって、後期の「奇妙な味のする」作品まで、手を伸ばしてもらえればなあと、一ファンとしては思っています。

    ではでは〜。
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