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本とは寝転がって読むものである

・星新一の「星新一 ショートショート1001」を3万円で買い、これでいつでも星新一が読めると思ったが、その分厚さのためにあてが外れた。寝転がって読めないのである。私にとって、星新一なんてものは、寝る前に、睡眠導入剤のような感覚で読むものであったから、これは困った。真鍋博や和田誠の挿絵もないし。やはり、星新一は、新潮文庫や角川文庫で読むものである。いやはや、あてが外れた。
 くだんの本には、末尾に索引がついているのだが、ながめてみると、やはり、星の作品には、似たようなタイトルの作品が多い。タイトルを見ただけでは、どんな作品だったか、思い出せないものもある。タイトルにはこだわらなかった人だった。しかし、そのそっけなさが、星作品らしいタイトルといえばタイトルでもあるのだが。


・胡蝶の夢ではないが、いまこの文章を書いている世界が夢の中のような感覚がすこしある。腕をつねれば痛いので、そうではないのだろうけど。なぜ、宇宙があり、人が存在し、私は意識をもっているのか。この世界に生きているかぎり、私には決して解けない謎。存在していることの謎。この世は有に満ちている。在るとは何であろうか。何のために在るのだろうか。まあ、それは自分で決めることなのだろうけど。無へのあこがれがないわけではない。


・安部公房の作品が電子書籍化される。まともに読んだことがないので、1冊くらいは手にしてみるか。


・もともと、カクヨムの星(評価)に関しては、興味が薄かったが、星を手に入れるために必死な人たちの姿を見て、ますます減ってきている。
 必死な人たちを見ると、あまりこだわりすぎるのもよくないように見える。一所懸命な人や必死な人を見ると疲れてしまう。
 PVもさいきん、まったく確認していないので、私の作品は読まれているのだろうか、多少は。多少は読んで欲しいという気持ちはある。それがなくなったら、カクヨムをやめるときなのかもしれない。


・ピスタチオの殻を現地の人がひとつひとつ割っているのを知ると、魚の骨をひとつひとつ抜いているのを見ると、食べる気がなくなる。私はそういう人間である。そこまでしてもらうような人間ではない。


 ではでは。

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