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「ぷかぷか」もしくは「すぱすぱ」の話

 お金がないので、しばらく、タバコを控えねばならないようだ。

 いま、私は加熱式タバコを愛飲しているが、その昔は紙タバコを吸っていた。家族がタバコの臭いを嫌がるので変えた。煙が出ないのとタールを吸わないのですむのは、加熱式のよいところである。
 タバコの臭いを嫌って香水をつけていたが、加熱式にしてからはつけていない。

 紙タバコでは、アメリカンスピリッツを吸っていた。アメスピはたばこ葉をぎゅうぎゅうに詰めているので、最後まで吸いきれば、5分はもつタバコである。私はフィルター(スティック状で、タバコにつけて、タールなどを除去してくれるもの)をつけて、全部、最後まで吸っていた。
 ちなみに私は、タバコは自室でしか吸わない。ゆっくりと楽しみたいからだ。

 タバコはふつう、1箱20本入りなのだが、アメスピは14本入りで、箱が小さく、私はそちらのほうが都合がよかったのが、そうではない同朋もおられるようだ。
 アメスピでは、メンソールのものを吸っていた。村上春樹の初期作では、はっかたばこと書かれているものだ。吸うとスースーする。

 アメスピの前はマルボロ、その前はポールモールを吸っていた。
 ポールモールは、ルパン三世に出てくる次元大介が愛飲していたタバコである。私は次元が大好きだったので、同じタバコを買い求めた。

 あとは、ピース・リトルシガーも好きだった。うまく吸えば、バニラの風味を楽しめるのだが、吸うのが下手な私は、たまにしかその恩恵に与れなかった。
 ピース・リトルシガーは、いま、コンビニなどでは取り扱っておらず、JTのネット通販でのみ買えるらしい。書いていたら、ちょっと吸いたくなってきた。値段はふつうのタバコよりも高いとのこと。

 長編小説を書いていたころは、1日2箱吸っていたが、いまは頭がからっぽで小説を書いていないから、1日1箱ぐらいですんでいる。

 お小遣いの支給日まで、禁煙の日々がつづくが、はてさて、どうなることやら、おそらく、この近況ノートの更新はなくなるだろう。

 ではでは。眠れぬ夜に。


※きょうは眠れなかったので、2話更新している。
前話『なぜ、読み、書くのか』
https://kakuyomu.jp/users/aogiri/news/16818023212525939555

4件のコメント

  • こんにちは。

    わたしはタバコを吸わない者ですが、家でしかタバコを吸わない方はよく耐えられるなと感服します。
    酒みたいな感覚なのかなと想像します。

    わたしは、酒を飲むときだけタバコを吸う人に会ったことがあります。
    時代は喫煙者に冷たいようだから、こんな人も増えてくるかもしれないと思いました。
  • ・青丹さん

    おはようございます。寒いですね。句集のほう、一区切りおつかれさまです。

    酒みたいな感覚というのは言い得て妙ですね。
    まあ、吸える場所が少ないのが大きな理由ですが(いつも混んでいてゆっくり吸えない。会いたくない人に会う・笑)。

    酒を飲むときだけ吸う人は、たまにいますね。いまは、禁煙の飲み屋が多いですけど。

    ではでは〜。
  • コメント失礼します。

    少しドキリとして顔が赤くなりました(笑)

    素敵な煙草ライフお楽しみ下さい(●´ω`●)
  • ・花さん

    初めまして、青切と申します。
    エッセイ、楽しく拝読しております。
    ドキリとさせてしまい、申し訳ありません(笑)。
    アメスピは、他の銘柄の人を待たせる問題がありますよね。

    あしたから、しばらく禁煙なのです。悲しい。
    朝、起きた時の一服が、1日の楽しみなのに!
    まあ、散財したわたくしがわるいのですけど。

    ではでは〜。
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