• に登録

イーロン・マスクから学ぶ理想論をバカにしない生き方

10月28日(米国では27日)、かねてより話題の多かったTwitter社の買収に関して、テスラのイーロン・マスクさんが手続きを終えて責任者に就任したとのニュースを見かけました。
実は、マスクさんのことはよく知りません。電気自動車テスラや宇宙事業の経営をしていて、時には自由な発信が物議を醸す、米国の成功したエンジニア系起業家だってことは知ってます。

そんなマスクさんがTwitter社の買収計画を打ち上げたのは、そんなに前のことではない、とニュースサイトは教えてくれます。具体的にはITメディアビジネスONLINEを参照しました。今年4月リリースの「イーロン・マスクのTwitter買収劇、その真実に迫る」というタイトルの記事。よくまとまってたのでお勧めです。

さて、マスク氏曰く
「来るもの拒まずの緩い姿勢が、両極端な主張をエコチャンバーで先鋭化させ地獄絵図を生んでいるのではないか(柚子の意訳)」
「Twitter社の提供するサービスは、やり方次第で理想的な場を生み出せる。広告ひとつ取ったって興味なければスパムだし、ユーザーの関心にあってさえいればそれはコンテンツって言えるよな(すごく雑な柚子の意訳)」とのコメント画像をツイートしていました。

『そうだ、その通りだよね』と思うと同時に、『イーロン・マスクだから』理想を語って叩かれないともチラリ。
いやいや、このひとは、別にどこぞの乳母日傘で大事にされてきたわけじゃなく(ないよね?)、一代で成り上がったわけだからと思い直して自省したりするのです。
「お気持ち表明かよ、理想論かよ」とか馬鹿にするんじゃなくて。
思いの丈を形にしていく「創作者」でありたいなと、志を新たにするのでした。
・・・ていうか、ここのところ「創作」してないなあ

6件のコメント

  • イーロン・マスクという人は、とても複雑ですね。
    生い立ちも不思議な人だし。

    彼は二元論を好んでいないし、政治的には中立にしていたいとかいう割に、一時期トランプ陣営にもいた。トランプのパリ協定離脱で、陣営から離脱した。
    彼は(米国)社会はユニバーサル・ベーシックインカムであるべきだとも考えてる。
    もしかしたら、世界全体がそうであるべきだと考えているかもしれない。

    常に批判に対しては耳を傾けるともと言ってるけど、行動は時にとてつもなく突飛。

    金が無いと出来ないよなっていう事も、じゃあ、お金があれば、実現できるよねと、やってしまう。

    Twitter社の買収も、言論の自由は守られるべきだとか言う彼の信念だ。
    (彼はリバタリアンだから、Twitterは左翼だとして叩いた。)
    だから、買収直後、言論の自由を認めていないTwitter社のCEOや幹部たち3人を直ちに首にした。

    彼は「言論の自由絶対主義者」だと公言して憚らないので、まず、言うのは自由なんだよという、立場でいたいらしい。
    その為にTwitterを自分が思う処の、中道(イーロンはやや右寄り)の言論の場にしたいと考えているようだ。
    そして、その行動力はすごい。

    まあ、彼が最高責任者で、Twitter社のコードを検査するために、テスラ社のプログラマーたちが派遣されて、Twitter社のプログラマーは全員シャットアウトされたとか、とにかくやることがすごい。


    変わり方次第で、もうTwitterは使わないかもしれない。
    まあ、今もほとんど眺めてるだけなんですが。
    そもそも自分の創作の宣伝の場には使ってないし、今はまず使えません。

    というか、少し前のTwitter社の変更により、自分で積極的に他人のツイートに絡んでいかないと、自分のツイートが他の人の目に見えないという変更がされた。

    こんな変な変更がまた取っ払われて、昔やっていた、独り言を飛ばす世界に戻れるのかどうか、分かれ道のような気もする。

    しかし、もう言論の自由をネット世界で云々言うのは無理なんじゃないかと、私は思っています。
    それくらい、現代社会は不安定になり過ぎたのかな。

    長くなり申し訳ないです
  • >一縷望さま、
    コメントありがとうございます。
    そうなんです。おっしゃる通り、すごく興味深い方だなと思っているんです。
    声明内容は、まあ、よくある常識的なラインなのですが、この方、ご自身のアクションによってドンドン実現していく。「そんなの無理!」というラインを現実にしていく。
    人間だから偏りもあるけれど、微調整しながら力強く現実を変えていく。しかもマルチ分野で。
    最初に興味を持ったのは、半年ほど前だったかツイートが目に留まったんです。たまたま。「沈黙の森にさえずる鳥はもういない(雑な意訳)」。ちょっとレイチェル・カーソンっぽい呟きと共に、Twitterの本来の姿はこうじゃない、もっと豊かな森だったんだ!と仰っていました。もうしばらくウォッチングを続けたいと思います。
    一縷さんのコメント、いつも勉強になります。
  • ものすごい勢いでTwitterが変わり始めていますね。

    普通の企業なら半年、一年かかる様な事を一週間で変えてしまっていく、イーロン・マスク氏。

    そのスピードには驚くばかりです。そしてTweetしながら、会社のビジネスを周りと文字通り討議して実践していくスタイルは、本当に型破りです。(たぶん誰も真似できません)

    もう暫くウォッチングしようと思います。
  • >一縷望さま
    まさに、です
    深読みすると怖すぎる事態も込みで ((((;゚Д゚))))
    ウオッチしがいがあります。
  • 書くべきか迷ったのですが。

    ウォッチングしていると、イーロン氏は色々叩かれたりして敵も多い。

    今回の中間選挙の事。

    イーロン氏は共和党に入れようぜ、というTweetをして、メディアが取り上げる事態になっていました。
    こいつ、政治的に偏向してる。ということをどこも書いていて、イーロン氏を叩こうという姿勢がありありと見えました。

    ですが。

    一歩引いて、その後の彼のTweetを、誰も紹介していない。
    彼は、確かこう言ったのですよ。

    「大統領側が勝ってしまうと、緊張感が薄れる。
    政治には緊張感が必要だ。政治はバランスだよ」
    (一縷の超意訳)

    で、さらにこう続けたんです。
    「右の端にいるやつ(*右翼)も左の端にいるやつ(*左翼)も、自分の行動は変えない」
    (一縷の超意訳。*は一縷の追加)

    です。で蓋を開けてみれば、共和党が僅かに優勢で終わったことになります。

    これは本来おかしいんです。
    このところ米国では、ずっと中間選挙では大統領側の政党が破れて、難しい運営を強いられるのが普通です。下手するとここで死に体になってしまう大統領時代すらありました。
    これはもう風物詩になっているといって良い。
    ずっと米国民で、ビジネスマンであるイーロン氏がこれを知らないはずがない。

    更に今回はトランプ陣営が多数の候補を推薦して立候補させました。
    これによって「赤い波」が来ると、メディアは何か月も前から書いていて警告すらしていたのです。『共和党圧勝』と。

    だとしたら、です。
    イーロン氏は態々、「共和党に入れようぜ」なんていう必要がない。
    さらに、彼が続けた言葉、緊張感とバランスが必要、というのなら、今回のツイートは猶更必要がない。

    つまりは、この一連のTweetは、無党派層は少し共和党に入れないと、緊張状態が生まれないぞ。と言ってるのです。
    トランプ陣営が物凄い声高に、共和党候補を持ち上げているのに。

    彼がどこで、今回トランプ陣営がこけて、赤い波が来ないという事を確定的に知っていたのかは、謎です。

    結果的に少々共和党が勝って、下院は少なくとも共和党優勢(支配)になったでしょう。上院は判りませんが。
    しかし、トランプ陣営からしたら、失敗に終わった、という結果でしょう。


    この彼のいう「政治はバランス」という部分がずっと残っています。
    このイーロン氏という人物は、本当に興味深い人物としか言いようがありません。


    失礼。長くなりました。
  • 一縷さま、コメントありがとうございます^_^
    もう、今回の中間選挙は、マスク氏じゃなくとも、興味深い事象が山積で!
    そも、米国のメディアってトランプ嫌い!な論調が多くて結果を追いかけるにも感情的な評論が多過ぎです。今のところCNNの特設サイトが一番分かりやすいっていう(笑)
    マスク氏もまあ、『そこまで?』と思うくらい叩かれて。直近で「みんながツイッターを叩いてるってことを、愛しく思うよ😂」って呟いていたのが。
    もうしばらく追っかけます!(楽しい)
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する