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ここまで来れた。

台風がようやく過ぎ去った気配がする中、目が覚めてしまいました。
最近はどうにも眠りが浅く、その分日中が眠くて眠くて仕方ないという悪いスパイラルに陥りがちな日々をすごしています。ついつい飲んでしまうお酒が良くないのかも(でも美味しくてねえ……ほどほどにしなきゃと思うほど手が伸びてしまう)。


そんな中、ようやっと連載作を更新できたのでご報告がと宣伝をば。相変わらず文字数がバカです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885611315/episodes/1177354054890893734

思えばこの小説がこんなに長大化してしまった原因は、今回のラストシーンのイメージが序盤で浮かんでしまった為でした。
「ここに至るまでを書こうと思ったらゲロ吐きそうに大変なことになるからやめておけ!」「絶対今のお前が書けない内容だから手をつけるな!」と脳は警告を発したものの、浮かんでしまったものは書かないと気持ちが悪い。

で、止せばいいのに書いて、案の定、血反吐吐いてのたうちまわる羽目になりました。自分の下手さに愛想をつかしそうになったり、思わぬ応援やお褒めの言葉(ありがとうございます!)を得ては心の中で小躍りしつつガソリンにしたり、がむしゃらにやってついにここまで……、うう、感無量。

そんなわけで宿題の8割を片付けたような清々しい心境でいるわけですが、越さなきゃいけない峠はまだいくつかあるのでした。
それがのりこえられるかどうか、つうかここまで来たら乗り越えてやるよ! という勢いしか自分の中にはありませんが、ともかく最後までお付き合いねがえたらという気持ちでいっぱいです。


書きたかったシーンを書く章だった為か、好きなネタを無節操にとりいれております。とはいえ鉄人兵団はやりすぎだったか。
ちなみに主人公は鉄人兵団にはピンと来ないくせに「ミノタウロスの皿」は知っているという現代の価値基準からすると逆の方がピンとくる反応を示しているのは、「この世界ではドラえもん映画は毎年きっちり新作が作られ続ける定番のプログラムピクチャー化しており、そのため初期タイトルはファンかマニアしか見なくなっている。しかし『ミノタウロスの皿』などは授業の教材として取り上げられることが多く(異文化異文明に接する機会が多い彼女らの学校では尚更)圧倒的な知名度を誇る作品になっている」というトンチキ設定がある為です。本国では研究者しか知らない「少年の日の思い出」が日本では教科書に長年載り続けているので大半の人がクジャクヤママユにピンと来るようなものだと思ってください。

……twitterなどで心優しい食人鬼と、彼や彼女らの食料として慈しまれつつ育てられた無垢で不幸な子供達が繰り広げる可哀想なお話マンガがバズる度、「『ミノタウロスの皿』をそろそろ教科書に載っけてくれでもしたらいい加減こういう作品を目にする機会も減って清々するのだ」という気持ちの所産による設定などではありませんよ決して。
なんにせよ名作ですよね『ミノタウロスの皿』含むF先生のSF短編は……。ベタですが『ヒョンヒョロ』あたりが大好きです。

よく初心者に読ませるベストなSFネタがバズりますが、これに勝るものはないのではないかと思います。


他、今までリブ編みニットが似合いそうな綺麗で優しいお姉さんとして演出していた古本屋店主が今回の影の主役として目立っております。が、その為今回のアレが引かれていないか心配だった……。
ちなみに彼女が怒るとこうなるというのは、その設定が生まれた時から温めていたネタになります。

怒るとこうなる理由、および部屋の中に乙女趣味な書籍と並んで野球の長編名作漫画の単行本が並んでいる理由は、彼女のパートナーとの馴れ初めも含めてスピンオフで語れたらな……という目標だけは抱いております。日常系四コママンガっぽく語れたらいいのですが。
ちなみに野球漫画のタイトルは「ドカベン」という設定です。私はアニメの再放送でちらっと見ていた程度のことしか知らないんですけどね……夏子はんとか土井垣とか。

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