何度かわざわざ自己申告しておりますが、本格的に小説を書き始めたのは創作を趣味にする人間にしては遅めの方です。
そのせいで加齢にともなう要らん自意識というのを身に着けてしまい、今となってはやりたくてもやれないことがあったりします。
その一つが、アレですね、…………自キャラと作者が会話したりするやつですね…………(ギャアア)。
利用者の方が明らかに若い方の多いサイトで実年齢や世代を明かしてもあまりいいことは無さそうなのでまあ伏せてはおりますが、作風やネタから大体お察しいただけます通り(※「たまたま目についていた近況ノートを読んでるだけでお前のことなんか知んねえよ」という方へ、すみません。当方90年代の関西お笑いシーンをネタに異世界転生小説とか書いてるやつです)お陰様で二度の改元を体験しているような世代なため、こういう遊びに興じようにも自意識というハードルが邪魔をするのです。プロのラノベ作家でもないのに、この年でそういうことをするのは相当キッツイな……と。そもそもの作風が年甲斐もなく魔女っ子ばっかり書いてるようなやつなのに(※「だからお前の作風なんか知らんと言ってる」という方へ。すみません。女児アニメが未だに好きで魔女っ子とか魔法少女とかそういった題材で創作してるようなやつです。大人向けのロマンティックコメディとかが書けません)。
こういう時に、いろいろとやらかしても「まあ若いから」で許されるような年代の時にやらかさなかった過去を悔いるわけですが、そういう時に私は自分で小説を書くことへの興味を失っていて専ら読むほうに邁進していたのでした。
その時に多少難しい小説でも背伸びしてとにかくやたらと読む習慣をつけていたことが、良質な肥料として輸出されているというガラパゴスかどこかの海鳥のフンが積み重なってできた地層のように今小説を書くにあたって大いに役立っているという自覚があるものの、今となってはあとから思い出して枕に顔をうずめて「ギャアアア!」となることをやっても笑い話で済むときにやらなかったことがつい残念に思われるのでした。
――こんなことを書いているということは、今現在、自キャラとの会話文を書いてみたいという欲求があるということですね……。うう、嫌だ……。そんな自分を認めるのがイヤだ……。
ていうかどうせ十年後には今ここに書いているものも「よくまあこんな下手なものを公開できてたもんだな!」ってあきれ果てることになるんだから、こんなことを気にしていること事態がすでに滑稽であるともいえるわけですが。
そんなどうでもいいことで自意識をグルグルさせている暇があるなら、連載作の続きを書くとか、自作の誤字や表記ブレを直せって話ですね。そっちをほったらかしにしてる方が恥ずかしい。
では執筆にもどりますです。続きは今週中には公開できるようにしたいです。