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神機の国のアリス、操縦方法変更のお知らせ

 『神機の国のアリス~Alice ex Machina~』をお読みいただいている皆様、いつもありがとうございます。


 主人公アリスを初め、この世界の戦士たちは生身では武器と魔法で、巨大ロボット(神機)に乗ってはそれをレバーとペダルで操縦して戦っていますが、この度そのロボットの操縦方法をマスタースレイブ方式(操縦者の体の動きと同じに機体が動く)に変更し、既に投稿された文章の該当箇所をその方式で書き直すことといたしました。


 なぜ変更するのか。


 それは天城が元々「ファンタジーロボットとレバガチャ操縦法は相性が悪い」という考えの持ち主だからです。というのは天城の考えるレバガチャ操縦法ではロボットの手足などの各関節の動きはAIによる自動制御で行うため、操縦者の「自分の体を扱う技能」がほぼ全く反映されないのです。また、あまり細かい動作は指示できないために接近戦では現実の武術・格闘技のような複雑な挙動はできません。


 これはアーカディアンのアキラのような生身の戦闘はズブの素人が乗ったとしても、簡単な操作で機体はよい動きをしてくれる利点がある一方、生身の戦闘のプロや武術の達人が乗ったとしてもその技能が反映されることはないという欠点があります。


 これは物語上では、生身戦闘力を個性とするキャラクターの魅力がロボットに乗った際に殺されてしまうという欠点ともなります。ファンタジーは剣と魔法の世界、生身戦闘力が占めるキャラクターの個性の割合が非常に大きい。それがメインの戦闘であるロボット戦で活かされないのは大問題です。


 じゃあなんでレバガチャで始めたんだ、という話ですが。


 1つは主人公のアリスが現実世界出身の普通の女の子のため、彼女でもすぐに戦えるよう機体制御の大半を機体側がやってくれるレバガチャ式にしたというのがあります。


 ですがそれ以上に、私には邪念がありました。


 それはもし本作が商業化の機会を得られたなら、小説やアニメに続いて作品内の操縦方法を再現したロボットゲームも作れる。そうすればアーカディアンでは結果が出せずにいる「自分の考えた操縦方法によるレバガチャ式のロボットゲームを世に出す」という夢を芋づる式に叶えられると。


 ですが、それは『アリス』に対して不誠実な態度でした。


 私にとってこのロボゲー実現の夢は非常に大きなもので、それに直接繋がらない操縦方法で『アリス』を書いてゆく自信がなかったのですが、いざ書いてみるとこのまま世界観に合わない操縦方法で書く方が精神的に辛いとわかりました。


 私自身が『アリス』を大好きで、最高だと言える状態で書き続けるために、変更します。その代わり、レバガチャ式ロボットゲームに繋がる作品を発表したい欲を発散するため、その新作も書くことにしました。


 『アリス』は第1階層編の終了後しばしお休みし、それからその新作(10万文字くらいになる予定です)を書き上げたのち、第2階層編をスタートする予定です。『アリス』読者の皆様をお待たせしてしまうこと、平にご容赦ください。


 また本作は途中から設定が変更となり、それに合わせてすでに書かれた文章を修正する、という行為をこれまでも行ってきました。ファイヤーボールの魔法がイグニガンドになったように。


 読者の皆様からは変更が気づきにくく、混乱させる行為であることを深くお詫びいたします。これも作品をよりよくするためとご理解いただければ幸いです。おそらく今後も同様のことが続くかと思われますが、どうかお許しください。


 これからもアリスたちを見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。

1件のコメント

  •  こちら、改稿作業完了いたしました!
     あー……めんどうくさかった……!
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