今回は発売がいよいよ来週に迫った、かつてスーパーファミコンで発売された「ロマンシングサガ2」のリメイク作
「ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブン」について語ろうか。
https://www.jp.square-enix.com/rs2r/(他サイトのページに飛びます)
今作はいわゆるサガシリーズの「転換点」とでも言うべきもので、以降シリーズの基礎となる「閃き」と「陣形」が初めて採用されたゲームです。
あとは「伝承法」という物が物語のキーになります。
特筆すべき点は今作のシステムの肝である「閃き(ここでは閃きの一種である「見切り」だが)」と「伝承法」が
「父親や兄の弔(とむら)い合戦」というパッケージにくるめたおかげで、不自然さ皆無でスッと頭に入る設計は本当の天才じゃないと出来ない「見事な」物だと思います。
「閃き」やその派生種である「見切り」に加えて「伝承法」も他のゲームではまず見ない特異なシステムなんですけど、
それが何の違和感もなく自然と分かるっていうのは本当に凄い事でして。
それに続く、マンガ界におけるモブキャラ最高の名台詞である(異論は認める)「殉職したアバッキオの同僚が語る真実に向かおうとする意志」と双璧を成す、ゲーム界におけるモブキャラ最高の名台詞である(異論は認める)「ジェラール様の……皇帝陛下の御出陣! 御出陣!」ってのも良いんだよ。
それまでは父親や兄に守られる側にあったジェラールが、2人の意思を継いで帝国皇帝になる。という決意があるんだよね。
だから「ジェラール様の……」と言いかけた後に改めて「皇帝陛下の御出陣! 御出陣!」って言い直すのがちゃんと意味があって、なおかつ最高なんだわ。
この兵士の声を担当した人は後世まで語っていいと思う。あの声は俺が担当したんだよ、って言えば「スゲー!」って言ってくれるはず。
それにしてロマサガ2って、実に不思議なゲームなんだよな。
前作のロマサガ1とは舞台も違うし「閃き」も「伝承法」も「陣形」も2からの物だし、さらには出て来る魔法も違う。
前作との共通点がタイトルBGM位しか無いと言ってもいい位なのに続編だ、っていうのが不思議なんだよな。
ロマサガ3も出たけど、そこでは閃きや陣形が引き継がれて、1みたいに主人公候補が8名いるので、
まぁ続編って言えばこうだよね、っていう作りになってたんだよな。そう考えると実に「特異」な存在なんだよね。
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