人が死ぬ事態にまで発展してしまった「セクシー田中さん」の問題なんだが、個人的にはある程度の改変はやむを得ないし容認する派なんだよね。
なぜなら「マンガ」と「ドラマ」っていうのは同じ「スポーツ」と一くくりに出来るものだとしても「野球とゴルフ」位に違うから。
小説には、いや正確に言えばWEB小説と書籍とでは同じ小説、と言っても「明確に違う」物であって野球だと「セリーグとパリーグ」位の違いはある。
具体的には、WEB小説はある日突然作者が「白紙撤回、最初から書き直す」って言って全ボツ=全削除にすることもあるし、更新が途絶えてしまういわゆる「エタる」事もある。
その一方書籍版はある程度まとまって区切りがついた部分まで確実に読めるのと、挿絵がついてるのが大きい。
WEB小説の書籍化でさえこうなんだから、マンガの実写化ではなおさら違いが出て来る。
なので今回の件なら「漫画版の良さを完全再現する」っていうのは無理なんだ。だから「ある程度は」妥協せざるを得ない。
「ある程度は」と言ったがその匙加減が問題で、セクシー田中さんの件では契約書に「過度に原作を逸脱しない事」を条件にしているからそれは従わなくてはいけないし、
そう書かれているのならそれを守らない脚本側に問題がある。
で、契約を反故にするどころか脚本家の協会が「我々は原作に用があって原作者には会いたくない」なんていう傲慢の極み、絶対に口にしてはいけない事を言ったり、
「原作と同じじゃなきゃダメですか?」なんていう本をこのタイミングで出してしまうとお前さすがに擁護は出来んぞ、とはなる。
「ボクはオリジナルの作品を書きたいのに上が人を見る目が無い無能だから原作付きの物しかやらせてくれないんだ!」ってのならそれこそ
「なろう」や「カクヨム」で書けばいいし、賞に応募すればいい。
自分の思い通りのモノが書けるし、当てれば自分が原作者として映像化の際に思い通りに出来るぞ? 何でやらないんだ? 何でこんな美味しい案件を見逃すんだ?
っていう意地の悪い事でも言いたくなる。
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