本日の投稿で「ぱっちわーく家族 七菜家」の第一部が無事に終わりました。
今回はこの作品に関するお話です。
この作品は初めて「これは傑作でも何でもなくて書籍化はもちろん、ましてやマンガ化なんて絶対にしないだろう」と思える作品でした。
お恥ずかしいながら今までは「自分は選ばれた天才であって、出す作品出す作品その全てが書籍化漫画化アニメ化映画化されるはずなんだ」っていう強烈な思い込みがあって、
作品を出しても「あれ? 何でこんなにもウケないんだ? おかしいなぁ?」って本気で思ってて「まぁいいや次だ次!」ってずーっと8年近く何の進歩も無しに失敗から学ぶ事なく書き続けていたんですよね。
処女作の「アスペルガー+ADHD=大体あがつま ゆい(2018年度版)」がそこそこウケたし、少ないながらもファンもついていたので余計に「俺って才能がある!」って思いこんでしまった話で。
実際には「読者を置いてきぼりにして自分が書きたい『だけ』の作品を書いていただけ」にようやく気付けました。
そんな簡単すぎることを自覚するのに8年近くかかってしまい、あまりにも遅すぎた。そう『あまりにも』『遅すぎ』でした。
「自分の書いてる作品はヒット作でもないし傑作でもない」っていうのに気づけたのは、
『2023年9月09日の近況報告』でも述べましたけど『自分は天才ではない』事に『39年強ものあまりにも長すぎる期間がかかってようやく気付けた』のがきっかけなんですよ。
創作においても「やぁやぁ我こそは天から選ばれた才ある者である!!」というのを証明したかったんですよ。結局できなかったんですけどね。
続きである第二部書いてるけど、書けば書くほどラブもコメもどこかに消えていくのが何とも……ラブコメと言う看板を出しているにも関わらずヒューマンドラマと化してしまう。やっぱり俺天才じゃないわ。
「年収1万円」(「年収」だぞ「月収」じゃない)にもならない報酬しか無いのに「8年近く書き続けていられる」それ自体が『とんでもない才能』だし、
「何とか10万字を埋めるてだけ」でも「文庫本1冊分書ける事」それ自体が『極めて稀な』才能なんでしょうけど、
プロは「いかに削るか」に四苦八苦しているそうなので上を見ると限りが無さ過ぎて呆然としちゃいますね。
「日本人の1%しか持ってない才能」も1億人いる日本人の中では100万人いて、さらには「日本人の1%しか持ってない才能を2つ併せ持っている人」も理論上は1万人いるわけでして、
日本に居る漫画家と小説家辺りを合わせた数が大体それ位になるとの事。多分書き続ける才能があったとしても、それだけではプロにはなれないんでしょうな。ハハッ(乾いた笑い)。
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