今回のお話は子供がいないどころか独身の男が子育てについて語るという「地獄を地獄で煮たにこごりのような」内容だというのをまずはご了承いただきたい。
子供を持つ親なら「完璧な育児、そうでなくても出来るだけ良い育児をしなくてはいけない」とお思いでしょう。
でも安心してください別に完璧な育児でなくても、いい加減な育児でも子供は立派に育ちます。
そもそもの話「完璧な育児」自体人間には不可能ですし「親が完璧な育児をしてくれなかったから」っていう犯行動機を語る犯罪者も今のところいないので「私がしっかりしなければ!」っていう義務感に支配されると良い事ないですよ。不完全でいい加減な育児でも子供はしっかりと育ちます。
実際、昔は5人や6人産んでいて面倒見切れなくていい加減な手抜きの育児しかできなくても子供はしっかりと育ったっていう前例がありますし、その辺は問題ないと思います。
逆に子育てに『真剣になりすぎて』少しでも教科書と違う事が出てきたら不安で不安でたまらない。っていう方が問題だと思います。
ミルクを飲もうとしない子供に
「何で飲まないのよおおおおおお!!!!!」
ってブチ切れて当たっても誰が得するんですか? って話ですよ。1~2日ミルクを飲まなくったって死にやしませんよ。代わりにジュースでも与えておけば良いんです。
とはいえ「そうは言っても不安で不安で仕方ないんだ!」ってお思いでしょうが、そうやって不安がるのなら親としては合格で、どんな育児をしようが子供は真っ当に育つでしょう。
逆に「この育児は完璧だから何があっても間違いではない」って堂々と他人に振るまえる育児は「その育児を維持するコストが高すぎて親が潰れてしまう」っていうのが多いです。
子育てと言うと「どこか神聖で汚してはいけない領域」なイメージがありますけど、そうやって作られる育児は大抵理想論で、狂人にしか実践できないようになってます。
会社を3社運営しているとか、マサチューセッツ工科大学でMBAを取った、といった世界に通用する実績がない限りは出来ないようになっています。
知り合いに子育てで息子一人、双子の娘二人を育ててる人がいますけど「育児にまつわる話でどれが正しいかだなんて誰にも分からないから『つまみ食いするように』これならできそう。ってのをピックアップした方が結局上手く行く」
そうなので見習っていいと思います。
後はちょっとした子育てのコツみたいなものなのですが、外出した先で子供が食べ物なんかをオモチャにして遊んでる場合には、真顔になって小さな声で「それ、面白くない」って言うと、とても効くらしいです。
子供は親から注意される事でさえ「親が自分に注意を引いている、注目している」ってなるので、それはそれはもう楽しいんですよ。
ましてや外出先では親は大きな怒鳴り声をあげることも出来ないので、もう楽しいくて楽しくて仕方ないわけなんですけど、そこに冷や水をぶっかけるようなものでとても効くとの事。
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