「差別はいけません」これは確かにその通りです。ですが、それは「いついかなる時でも不変の真理として常に正しい」わけではないでしょう。
こんなこと言うと物凄く問題になって炎上しかねませんが「ある程度は差別を残すべき」だと思います。
「反差別」も行き過ぎると害になります。薬も飲みすぎれば害になるのと一緒で「反差別」も行き過ぎると害になるでしょう。
きっかけは例の「黒人エルフ」なんですが「自分たちポリコレは常に正しい。だから過去の伝統に対してもいついかなる時でも我々を優先すべきである」
っていう物凄く傲慢(ごうまん)で鼻持ちならない考えをしていて、そんなこと考えてる人はガチで不愉快だと思っています。
ファンの心情よりも自分たちの「エゴ」という名の主義主張を大事にしたらそりゃ問題起こりますよ。
この手の人は「差別のなくしすぎ」で社会に害が出るとは露ほども思っていないでしょう。
実際「トランスジェンダー男性は女性です」というのを「ポリコレ的に正しい、差別をなくすという意味で正しい」ことを推し進めて、海外では「スポーツでトランス男性が表彰台を独占」することになりました。
これっていいことなのでしょうか?
なので「差別をなくすこと」それ自体を『推し進めすぎる』と害になると思います。ちょうど市販の風邪薬でも『飲みすぎる』と害になるのと一緒でしょう。
酒も適量なら会食を最高のものに引き立ててくれる小道具になりますが、飲みすぎて泥酔すると何もかも台無し、というのと同じだと思います。
何というかこの手の「ありとあらゆる差別をなくす」というのは
「アメリカ独立宣言の署名者56人のうち、41人は現代の価値観にそぐわないので削除して、残りの15人だけの署名を残した『修正』独立宣言を出しましょう」
っていうのと同じくらい「どす黒い」ものを感じます。そんなの許されるわけがないに決まってるでしょ?
というか人間社会そのものが「法律」という名の「巨大な差別」を前提としたうえで運営されている事に気づいているのでしょうか?
「日本に住んでいる」というだけで法律という名の巨大な差別の元「日本人」ということになるので「住んでいる場所で人を差別」しています。
日本以外の人は日本に行くためにはパスポートやビザなどが要る。これも「相手が日本人じゃない、外国人だというだけで行われる差別」でしょう。
他にも人は「慣習」で人を差別し「常識」で人を差別し「マナー」で人を差別し「学歴」で人を差別しています。
すべての人は「巨大な差別」の中で暮らしているので「差別をしないときは無い」と言っていいでしょう。
そのため「ありとあらゆる差別をなくす」のではなく「差別とうまく付き合っていく」ことが重要だと思います。
それに「差別」も「力の強い道具の一種」で扱う人間次第で善にも悪にもなります。
清き人間が「差別」を使えば世のため人のためになりますし、悪意ある人間が「善意」を使えば「有難迷惑(ありがためいわく)」で世界はメチャクチャになります。
「戦争のために作られた」戦闘機でもブルーインパルスの航空ショーなら人を喜ばせて平和になりますし、
「人を殺すために作られたわけではない」民間の旅客機だってアメリカの9.11みたいにビルに突っ込ませれば何千人と人を殺せるのと全く同じです。
こんなこと言うと物凄く問題になって炎上しかねませんが、差別は「公共のためになるのなら」やってもいいんですよ。
法律では犯罪行為をした人間は不当な罰を食らうでしょ? これも差別ですよ。
スリを捕まえるのは「スリが得意な人間の才能を潰して不当に逮捕して自由を奪う」圧倒的な差別ですよ。
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